<日記(2006年5月〜8月)> <8・30>
・「陽だまりのピニュ」の2巻が見つからない。
これは困った。先日22日に発売されたはずの「陽だまりのピニュ」がどうしても見つからない。
ガンガンパワードという、かなりマイナーな雑誌連載のマンガではあるのですが、あの定評のあるこがわみさきの作品だし、コミックに力を入れている書店に行けば絶対あると思っていたんですが、見通しが甘かった。
まあ、地元の書店にはないことは最初から予想していたんですが、まさか広島まで出かけていって、アニメイトにもとらのあなにもメロンブックスにもないとなると、これは本当に重症です。それ以外にも紙屋町界隈を全部回ってみたんですが、ひとつもない。発売日に行けばあったのかもしれませんが、仕事もあるしいくらなんでも日曜でないと行けない よ・・・。あまりに影も形もないので、「実は発売が延期になったのではないか」と思ってしまったくらいなんですが、ネット上のはてなで検索をかけてみると、買ったという日記がいくつか出てくるので、やっぱり発売はされているのでしょう。
これは本当にネット通販で買うことになるかな。これまでネットで買うことは出来るだけ避けていて、少なくとも新刊に関してはすべて書店に足を運んで購入してきたんですが、今回ばかりは無理かも。あと、関係ない話ですが、たった今「陽だまりのピニュ」でヤフー検索したら、このサイトの紹介ページが2番目にヒットしていた・・・。正直、あれは紹介ページにしてはかなり物足りないものなんですが・・・。今度大幅に加筆修正しようかな。
<8・26>
・「ちょこっとヒメ」を大応援。
ついに、待ちに待った「ちょこっとヒメ」(カザマアヤミ)のコミックス第一巻が発売されました。新連載が始まってから本気でこの日を待ちわびていたんですが、ようやく来ました。元々、作者のカザマアヤミさんには、読み切り作品「その島のお話。」(ガンガンWING2004年5月号掲載)でひどくはまってしまって、連載を長く待ちわびていたんですが、かなり長い間一向に次回作が出ることなく、約1年も経ったあとで、連載版のプロトタイプとなる「365日猫!」という読み切りが掲載され、そしてようやく1年半も経ってから「ヒメ」の連載が始まったのです。で、待ちに待っただけあって、これが予想を超えるかのような素晴らしいマンガでした。編集部の方でもかなり最初から推していたようで、今ではWING最大の期待作と言っても過言ではないです。
内容的には、とらのあなの紹介いわく「本格癒し萌え4コマ」(意味不明)らしいですが、もう少し分かりやすく説明するとネコ擬人化萌えマンガです。ただのネコを平然と女の子に描き替えてしまうこのマンガ、最初に読み切りで読んだ時は凄まじい衝撃が走りました(笑)。もうありえません。元はネコなので、ネコ同士でペロペロ舐め合いをするとか、もう本当に考えられません。しかし、ただ単に萌えるだけのマンガでなく、ネコが思わずやってしまう行動とか、ネコと飼い主との温かい交流とか、ネコをまじめに描写したところも見逃せません。作者のネコに対する愛情が感じられ、純粋にネコ好きな方にもおすすめできると思います。
ザマログ(カザマさんのサイト)、ザマブロ(カザマさんのブログ)
アニメイト特設ページ・「ちょこっとヒメ」特集(フェア開催のお知らせも)
ゲーマーズ・「ちょこっとヒメ」オリジナルメッセージシートプレゼント
とらのあな・「ちょこっとヒメ」4コマメッセージカードプレゼントそれと、9月12日発売の少年ブラッドにもカザマさんの読み切りが載るらしいので、こちらもチェックしたいところ。
<8・23>
・ぱにぽに9巻初回版の冊子が面白すぎた。
一応発売日に買ったんですが、今日まで忙しくて読んでいなかった「ぱにぽに」の最新刊。本編も良かったんですが、初回限定版の冊子(「スクールメガネ」)が予想以上に面白かった。
このマンガの初回特典は、毎回毎回かなり悪ノリ全開の構成をしているんですが、今回のそれは別格。文章ネタがやたら面白くて、特に渡辺浩弐のコラムと、おかゆまさき(文)/とりしも(絵)による小説がやたら良かった。やはり本職のモノ書きは違う? 氷川先生本人が映画「メジャーリーグ」を語っていたのも意外だった。「だっしゅ」のアニメスタッフたち(高山カツヒコ・植竹須美男)による悪ふざけ全開のコラムも良かったかと。
おかゆ/とりしものコンビが寄稿していたのは、先日の「ドクロちゃんです」に氷川先生が寄稿したおかえしなのかなあ。そういえば、最近はいろんな出版社でこういった企画をよくやってますね。作家同士の横のつながりが見えて面白いかも。それと、もうひとつ「ぱにぽに」関連の話なのですが、先日出た西尾維新による「×××HOLiC」の小説。これにぱにぽにネタが出てくるらしいんですが、どんなネタなのか知りたいです。誰か知っている方がいたら是非掲示板にでもお願いします。
<8・20>
・「かんなぎ」(その2)
前回の日記の続き。そんな「かんなぎ」のキャラクターの中で、特に面白い(おかしい)のが、まず仁くんの幼馴染であるつぐみ。ナギを一方的に意識して対抗心を燃やし、しかし結果は空回りしっぱなしのその言動が笑えます。そして、ナギのライバルにして妹のざんげちゃん。人心を集めて神力を回復するためにアイドルとなり、街中でシスターのコスプレをして、100円で懺悔を聞いてあげるというそのバカバカしさが最高です。仁の部活仲間である美術部の面々も奇人変人ぞろいで、学園にまでドタバタ騒ぎが広がっていきます(このあたりが「げんしけん」やゆうきまさみっぽい)。
そして、何といってもヒロインのナギ。神木を切り倒され、消滅の危機に陥るナギは、人心を集めて神力を回復するため、ケガレを払ってまわるのですが、なぜかテレビの美少女魔女っ子ものに影響されて、ステッキを振り回して払おうとするそのバカバカしい姿がまた笑えます。そして、そんなキャラクターたちが織り成すギャグが最高に面白いです。このギャグセンスはただものではない。何度も重ねて言いますが、これは本気でおすすめですよ。
それと、このマンガは一見して男性向けの印象が強いですが、作者の武梨えりさんは女性です。コミックスのオマケページで分かりますが、人によっては意外かもしれませんね。
あともうひとつ、このマンガと同時発売された月姫・Fateのアンソロジー「TAKE MOON」の2巻も(1巻ともども)おすすめしておきます。この作者のストーリーとギャグは本当にセンスがいい。ゲーム系アンソロジーでここまで面白い作品は、そうそう見られないでしょう。
まんが王倶楽部・武梨えり特集
マンガ一巻読破・かんなぎ
産土神とは?(Kuthumi room)
<8・16>
・「かんなぎ」
先日、ついにREXの真打ちとも言える連載マンガ「かんなぎ」のコミックスが発売されました。
「ろりぽ」「ひめな」と並んで、REXの三大萌えマンガとも言えるこのマンガ、しかしその実力は3つの中でも大本命でしょう。最近では雑誌の表紙やトップに出てくることも多く、本当に雑誌の看板になってきました。REXの創刊当初は、同じ一迅社の「ゼロサム」が女性向けの雑誌だったこともあって、「REXも女性寄りの少年誌になるのかな?」と予想していたんですが、その予想は大きく外れたばかりか、まさかこんなマンガが大人気を博するとは・・・。しかし、このマンガは本気でおすすめです。いろんなマンガ読みのサイトでも大絶賛されてるみたいですが、わたしもこれは絶賛させていただきますとも。内容を一言で言えば、「美少女土地神コメディ」かな? 美少女の姿で顕現した産土神(うぶすながみ=土地神)のナギが、ピュアな高校生(笑)である仁くんのもとに押しかけて暮らすことになり、周りの人々を巻き込んでドタバタのコメディを繰り広げる、という話。こういう書き方をすると、「美少女押しかけ系のラブコメ?」と思われるかもしれませんが、う〜ん・・・確かにそういう側面もあるが、実際に読んでみるとかなり印象は異なりますね。むしろ、この二人以外のキャラクターもみな一風変わった変人ばかりで、そんな変人たちがみんなで集まってわいわい騒いで読者を笑わせるというか、そういうマンガです。
最近だと、「げんしけん」「NHKにようこそ」「アキハバラ奮闘記」のような、変人オタクをネタにした話がありますが、ああいったノリに近いかな。古いマンガだと、ゆうきまさみの作品とか、あるいは「うる星やつら」とか、そんな系統の話。まあ、「うる星やつら」も一応はラブコメなのかもしれんが、あれはむしろ、周りを固める変人たちと繰り広げるドタバタ騒ぎを見て楽しむマンガなのだと思う。「かんなぎ」も、そういうタイプのマンガに近い。ネット上でコアなマンガ読みが絶賛するのも分かるというものです。長くなったので、残りは次回に続きますよ。
作者・武梨えりさんのサイト「たけなしのーと」
「かんなぎ」1巻・「TAKE MOON2巻」とらのあな特典ペーパー
ここまで霊威の堕ちた女神も珍しかろう。美少女土地神霊能コメディ!『かんなぎ』第1巻。(クワルナフ・ブログ)
<8・13>
・先月からの新雑誌ラッシュその2「少年ファング」
そして、先月(7月)の半ばに創刊されたのが「少年ファング」。これは典型的な少年マンガ志向の雑誌で、それもかなり低年齢向けの方向性を強く感じる雑誌ですね。全体的に、「少年ジャンプ」か、むしろ「コロコロコミック」を思わせるような低年齢向けのイメージの絵が並びます。
ただ、その割には、明らかに場違いな、女性向けの耽美系とも言える陰陽師もの「天狗陰陽道」(笠井あゆみ)や、垣野内成美の新連載である「レイスイーパー」というマンガがあったり(これはまだ少年マンガっぽいが)、なんともまとまっていない感があります。このあたりは本当によく分かりませんね。付録のCD-ROMやマグネットコレクションなどもよく意味が分からない。コロコロのような、玩具・ラジオ・アニメ・ゲームとの連動企画も盛んに行うつもりらしいですが、こちらでも「ブライトキングダムオンライン」という、むしろ中高生以上がメインプレイヤー層であろうオンラインゲームを採り上げるあたり、本当に低年齢向けに雑誌を構成できているのか、かなり疑問です。
そして、最大の問題が、メインとなる連載マンガがどうにもこうにも面白くないこと。低年齢向けであることを考慮しても、このレベルのラインナップではきつい。思ったほど雑誌のボリュームがないのも大きなマイナスでしょう。今の段階では、「少年ブラッド」よりはかろうじてましかもしれませんが、それに近いものを感じました。それにしても、最近創刊される雑誌は、まあREXとアライブは例外として、それ以外はどれも少年マンガ(それも一昔前に流行った王道系)にこだわるものが多いですね。このファングも「少年誌が熱かった1980〜90年代の原点に戻ろう」という触れ込みらしいんですが、果たしてどうなんでしょう。今では「少年ジャンプ」でさえ、一昔前とは違いマニアックなマンガが多数見られますし、そんな状況で単に王道だけを売りにする雑誌を出しても成功するとは思えないんですが・・・。例えば、先に創刊された「少年シリウス」などは、これも王道少年マンガをひとつの柱としており、しかもかなり面白い作品が多数見られます。その点では実によくやっているのですが、しかし、それにも関わらず雑誌の売れ行きはまったく芳しくない状況です。シリウスほど少年マンガの良作を揃えても厳しいんだから、まして今のファングのレベルでは到底無理でしょう。
それにしても、「少年誌が熱かった1980〜90年代の原点に戻ろう」とは、ここの編集部も「少年マンガ症候群」にかかってるんですかねえ。昔の、自分がはまっていたころの少年マンガがどうしても忘れられなくて、それに対するこだわりから抜けられない。今の読者には、もうそういった趣味に付いていく人は少ないと思うんですが・・・。まあ、ここで扱っているガンガンの編集部も同じ病にとりつかれていることは明白なので、あまりひとのことは言えないんですけどね。
<8・9>
・先月からの新雑誌ラッシュその1「コミックアライブ」
シリウス・REX・ブラッドと、このところどういうわけか新創刊されるコミック誌(少年誌)が多いですが、先月・先々月にまた新たに3誌も創刊されています。遅ればせながら、今回からひとつひとつ見ていきたいです。まず、先々月(6月)の末に創刊された「コミックアライブ」。このところ創刊された雑誌が、どれもある程度少年マンガ誌だったのとは異なり、これはまさにストレートな萌え雑誌です。それも、このサイトで扱っているスクエニ系雑誌と違い、より男性向けに特化した美少女萌え雑誌の印象が強い。メディアファクトリーからの出版ということで、同社のライトノベル文庫である「MF文庫」からのコミック化作品が最大の目玉といったところ。具体的には「ゼロの使い魔」「陰からマモル!」「あそびにいくヨ!」あたり。特に、「ゼロの使い魔」は、今が旬のアニメ放映中ということで、これが雑誌の看板扱いですね。
とりあえずざっと読んで見たのですが、内容的にはまずまず・・・かなあ。決して悪い印象の雑誌ではないですが、全体的なレベルにはまだまだ不満があり、今後買い続けるかというとかなり迷ってしまう。絵のレベルがさほど高くないのもマイナス。「ゼロの使い魔」とか、もうちょっとうまい絵の作家を使えばいいのに、と思ったりもする。先日発売された「少年ブラッド」よりははるかにましですが、今のところ何とも言えませんね。雑誌の方向性や全体的なレベルからして、今のところこのサイトに来ておられるスクエニ系読者にとっては縁の遠そうな雑誌ですが、ただ、執筆陣の中に、スクエニ系に属するであろう作家が数人いるので紹介しておきます。
ひとりは、今ではゼロサム系の作家である遠藤海成さんですね。「まりあ†ほりっく」という作品ですが、はっきりいってこの雑誌の中では浮いた感のある作風で、なぜアライブで連載することになったのかは今ひとつ謎です。内容的には、「マリみて」系の学園百合ものをネタにしたギャグマンガ。まあ遠藤さんのギャグだけあって、さすがにこれは面白い。しかし、遠藤さんはこれで連載を3本同時に抱えることになりましたが、大丈夫なんでしょうか?
もうひとつは、「風水学園」。原作・夏緑、作画・祥寺はるかという、かつてのギャグ王時代のコンビです。この「風水学園」という作品自体は、夏緑が原作を手がけるMF文庫のライトノベルのコミック化なので、さして予想外でもないのですが、まさかここで作画に祥寺さんが採用され、ギャグ王時代の連載コンビがこんなところで復活するとは思いませんでした(原作ノベルの挿絵は別の人ですし)。そして、このマンガだけは、他のコミック化作品と違い、かつてのエニックス的な作風そのままというか、いい感じでかつての雰囲気を維持していますね。内容もかなり面白いですし、作画もギャグ王時代とは比較にならないほどよくなっている。これはかなりおすすめです。月刊コミックアライブ公式
遠藤海成さんブログ「そんなにっき。(仮)」
「まりあ†ほりっく」の第1話を立ち読みしてみる。 ちなみに第2話はこちら。
夏緑さんのホームページ「緑のページ」
「風水学園」の第1話を立ち読みしてみる。 ちなみに第2話はこちら。
<8・6>
・「Pandora Hearts」
少し前の日記で、望月淳さんがGファンタジーで連載されていた「Crimson-Shell」というマンガについて紹介しました。その時に、望月淳さんの次回作「Pandora Hearts(パンドラハーツ)」の連載が始まると書きましたが、その後実際に連載が開始され、今月のGファンタジーで第3回を迎えました。
そして、今回のこのマンガもまたいい! 前回の連載の時は、新人のマンガでしかも短期連載ということで、何か様子見のような扱いだったんですが、今回は毎回のように雑誌の前の方に掲載されてますね。これは、もう雑誌の主力連載として、完全に定着した感ありです。そして、これもまた素晴らしい萌えマンガですね(笑)。このマンガの素晴らしいのは、なんといってもエニックス的な中性感。絵柄が素晴らしくよい。なんていうか、昔「クレセントノイズ」や「ナイトメアチルドレン」が全盛期だった頃のエニックスを思い出した。今のガンガン系では、雑誌ごとの方向性がかなりバラバラなので、こういった絵柄のマンガが相対的に少なくなっているんです。特に、「Gファンタジー」ではかなり貴重。同じ方向性の絵のマンガだった「ティルナフロウ」が予想外に早く終わってしまったので、こちらの方に頑張っていただきたいところ。
肝心のストーリーについてですが、少々序盤から展開や見せ方に凝りすぎて、いまいち単独の話では分かりにくいのが気になります。第3話まで通して読んで、ようやく話が掴めてきました。この作者さんは、何かストーリーの見せ方に相当な凝りようを見せますが、ちょっと今回は序盤から気合が入りすぎでは、とも思いました。しかし、それを差し引いても、今のところかなりの好感触で、面白い連載であることには間違いないです。最近のGファンタジーは、新連載が少なめで、かなり連載本数が少なくなっているのが気がかりですが、ここでようやく信頼できる連載陣を一人確保できたような雰囲気ですね。できればもう何本かいい新連載がほしい。
<8・2>
・大量購入第2弾。
先週に引き続き、今週もコミックスの大量購入です。今回はほとんどスクエニ系。スクエニとゼロサム。
- まほらば(12)(小島あきら)
- まほらば 白(小島あきら)
- 黒神(4)(林達永・朴晟佑)
- BAMBOO BLADE(3)(土塚理弘・五十嵐あぐり)
- 瀬戸の花嫁(10)
- ヴァンパイア十字界(7)
- 現神姫(8)
- ロスト〜異界の獣たち〜(2)(川添真理子・中村幸子)
- ファンタスティックフォーチュン2リトルマーメイド(ゆうきあずさ)
これらはすべて新刊ですが、これとは別に既刊のコミックスもいくつか買ってしまったため、全体でかなりの冊数になってしまいました。
なぜ既刊まで買ったかというと、今「コミッパ」(スクウェアエニックスコミックパーティー)をやっていて、そのフェアの特典しおりがもらえるからですね。一旦買い損ねたコミックスは、後から購入するのが面倒になってきちゃうので、こういう何らかの機会でも作らないと、中々思い切って購入しません。特典のしおりが、買いそびれた既刊購入のきっかけとなるのなら、それはそれでよいのかも。しかし、いつものとおり広島のとらのあなでコミックスを買ったんですが、全9種ある特典のうち、早々と「まほらば」と「To Heart2」のは無くなって「終了」との貼り紙が。レジに会計にいくと、それに加えて「ひぐらし」のしおりも無くなっていた・・・。まだフェアが始まって5日しか経ってないのに。しかも、なんていうか、とらのあな的に売れ線のマンガだけきっちり無くなっているというか、皆さんそんなに萌えにばかり忠実に生きてはいけませんよ!(笑)
しかし、それでも「ちょこっとヒメ」が残っていたのはほっとした反面、微妙に納得いかなかったり。いいですか、「ちょこっとヒメ」は、今のしおりの作品と同じか、それ以上に萌えるんだ! このしおりが残っているというのは、まだまだ甘いと言わざるを得ない。もっとも、原作ゲーム付きやアニメ化作品の方が、知名度で圧倒的に有利なのは仕方ないところですが。「ちょこっとヒメ」はまだ単行本も出ていないし。そんなわけで、今月の「ちょこっとヒメ」の新刊は要チェックですよ。ちなみに、今回の特典のしおりは、具体的には「鋼の錬金術師」「君と僕」「To Heart2」「隠の王」「まほらば」「ちょこっとヒメ」「すもももももも」「WORKING!!」「ひぐらしのなく頃に」の9種です。前回はすべてのしおりの画像を載せましたが(今はもう削除しています)、今回はヒメだけでお願いします。
<7・30>
・スーパーマリオの超絶プレイを見た。
最近、ファミコンの初代スーパーマリオがゲーセンの筐体に入れてあるのをよく見かけるのですが、そこで先日、超絶的なプレイを見ました。ゲーセンのスーパーマリオは、普段あまりゲームをやらない一般客にも人気で、そういう人がよくやっているんですが、やはり一般客だけあって決してうまくない。しかし、その人は違った。とにかくまったく行動に無駄がないんですね。僕のような凡人だと、難所では恐る恐るジャンプの飛距離とタイミングを見計らって慎重に先へと進むんですが、達人の超絶プレイだと、まず絶対にマリオが「止まらない」。ジャンプの飛距離とタイミングを完全に把握していて、ひたすらどんどん先へ先へと止まらずに進んでいく。だから、クリアまでがとても速い。そして、もちろん取れるコインは1枚残らずことごとく全部回収し、倒せる敵はすべて連続して倒し、1UPできるところでは確実に1UPを全部取る。それをまったく無駄のないプレイで可及的速やかに実行し、それ以外は完璧な最短時間でクリア。久々にゲームで感動した(笑)。
実は、ゲームセンターの通常のアーケードゲームでは、こういったマニアのスーパープレイを目撃することは珍しくないんです。ビデオゲーム中心のゲーセンならば、どんな場所でも大抵マニアゲーマーはいますし、例えばシューティングや格闘ゲームなどで凄いプレイを見ることは決して珍しくない。しかし、スーパーマリオのような家庭用ゲームになると、他人がプレイするのを見る機会がほとんどないんですよね(友達の家でそのプレイを見る機会ならばともかく、赤の他人のプレイを見る機会など滅多にないと思う)。その意味で、非常に貴重な体験をしました。
(参考リンク)
・『スーパーマリオブラザーズ』世界最速クリア記録更新
・スーパーマリオ3超絶プレイ これはマリオ3の超絶プレイだけど、僕が見たプレイもこんな感じ。
<7・26>
前回の日記で紹介した8冊。日曜を利用して全部読み終わりました。結果としてはほぼすべて満足。久々に楽しいマンガの時間を過ごすことができました。
・「花と泳ぐ」
その中でも、特に強く紹介したいのがこの一冊。
綺麗なタイトル。そして綺麗な表紙です。帯の煽り文も落ち着いた文学的なもので、コミックスの雰囲気はとてもよいですね。しかし、中身は実は4コママンガです。まんがタイム系(芳文社)ということで、萌え系4コマに分類されると思いますが、おしなべて萌え度は低い方だと思います。むしろその綺麗な雰囲気と楽しいコメディが中心の作風です。
内容的には、美女の幽霊(24歳)と大学生との同居生活もの、かな。楽しいコメディの要素はもちろん強いけれども、「幽霊との生活がいつまでも長く続くわけではない」という暗示がかしこに見られ、一抹の不安や寂しさも感じさせる内容になっています。この時折感じる影の雰囲気がいいです。そして、将来の結末がある程度分かっているということで、4コママンガでありながら、物語に一定の方向性があるのも良い点です。4コマというのは、読むのにかなり時間と労力がかかりますし、このように先を読ませる原動力としてのストーリーがあると、とても助かります(先に紹介した「棺担ぎのクロ」もそれが良かった)。萌え系4コマの中でもかなりの良作として薦められる作品です。ところで、このマンガを購入するきっかけとなったのは、前にも幾度となくリンクで紹介している、マンガ一巻読破さんに他なりません。実はこの作品、つい最近までまったくノーマークで、完全に知りませんでした。「棺担ぎのクロ」も実はそうだったし、このところマンガ一巻読破さんにはお世話になりっぱなしです。いつも本当にありがとうございます。
つれづれ口八丁 作者さんのサイト(ブログ)。実は二人組。
マンガ一巻読破・花と泳ぐのレビュー
<7・22>
・今月は久々の大量購入。
なんか今月はスクエニ以外でも買いたいコミックスがたくさんあります。とりあえず今日はとらとメイトで以下の8冊を購入。
今回買った中で一冊でもこの日記で紹介できればいいなあと。「喰霊」あたりは、一巻の時に採り上げようかと思いつつも、他の記事に気をとられて結局書かなかったんだっけ・・・。週二回の記事だとどうしても抜けが出てきますな。更新を増やすために、そろそろ更新が楽なブログに移行しようかとも本気で考えてます。
- ティンクルセイバーNOVA(2)(藤枝雅)
- ことのはの巫女とことだまの魔女と(藤枝雅)
- ぽにぱに(2)(アンソロジー)・・・これのみスクエニ
- 喰霊(2)(瀬川はじめ)
- 花と泳ぐ(1)(口八丁ぐりぐら)
- ぼくと未来屋の夏(2)(はやみねかおる/竹本糸会)
- チェックメイト(雪リコ)
- NAKED BLACK(森田柚花)
<7・19>
・戦闘狂時代。
ヴァルキリープロファイル2(以下VP2)、先日ようやくクリアしました。クリアまで100時間。それなりにボリュームのあるゲームですが、普通にプレイしたらこんなにはかからないでしょう。
なんでこんなにかかるかというと、わたしは、RPGのプレイでとにかく余計なやりこみについつい凝ってしまうからです。今回はダンジョンの宝箱。これの達成率がダンジョンごとに表示されるので、これを100%にしないと気がすまなくなった。なんていうか、たとえどうでもよさそうな中身の宝箱でも、取り残しがあるとなにかとてつもなく気になる。そしてVP2の場合、ダンジョンにパズル的な仕掛けが多数あって、それが宝箱の取得に関係しているので、それを考えているうちに余計な時間がかかるかかる。そしてもうひとつ、時間がかかる原因として、戦闘についつい時間をかけてしまうことがあります。なんていうか、目の前の敵を倒さずにいられない。だから、RPGの戦闘で逃げることはほとんどないし、これはVP2のようなシンボルエンカウントのゲームでも変わらない。つまり、目の前の敵を倒さないで先に進むと、なにかとてつもなく気になって仕方がない。すなわち、敵がいる限り戦闘をやらずにいられない、言わば戦闘狂であると(笑)。
それに加えて、前述のように宝箱を全部取るためにダンジョンを隅々まで回るわけで、そのたびに目の前の敵を全部倒していくようなことを繰り返しているうちに、とうとうクリア前にレベルが99まで達してしまいました。まあ、普通のRPGならば、このようなプレイでもクリア前にレベル99まで達することはまずないと思いますが、このゲームは終盤以降、工夫次第で莫大な経験値を稼げるので、容易にこのレベルにまで達してしまいました。しかし、この後もまだ恒例のクリア後のダンジョンが・・・。
<7・16>
・ガンガンを半分にすべし(かなり真面目な意見)。
今月のガンガンも読了。ここ最近のガンガンを読んでいて、「雑誌内の『掲載順』が固定されてきたな」と特に感じます。
以前のガンガンは決してそんなことはなかったんですが、このところはもうめっきり「ジャンプ方式」を採用するようになってしまい、要するに「面白い、人気のあるマンガが雑誌の前の方に、人気のないマンガが雑誌の後ろに」来るようになってしまいました。しかも、以前ならば少しは入れ替えがあったんですが、ここ最近はもう完全に順番が固定化されてしまった印象。具体的には、
<ガンガンの前半>
・鋼の錬金術師
・ソウルイーター
・キングダムハーツII
・PAPUWA
・屍姫
・ひぐらし暇潰し編
・はじめての甲子園
・衛星ウサギテレビ
(・スパイラル、スパイラルアライヴ)<後半>
・ながされて藍蘭島
・666〜サタン〜
・女王騎士物語
・王様の耳はオコノミミ
・ハレグゥ
・ヴァンパイア十字界
・円盤皇女ワるきゅーレ
・マテリアル・パズル
(・ドラゴンクエスト エデンの戦士たち)・・・とまあ、こんな感じで、もう掲載順が完全に固定されている。しかも、これが実際のマンガの面白さ(もしくは人気)をほぼ確実に反映しているのが痛い。
つまり、今のガンガンは、連載マンガの半分が明らかにつまらないということ。これが雑誌の後ろ半分を占拠しており、完全に不良債権化している。これならば、この後半の面白くない部分をすっぱりと切ってしまって、ガンガンを半分にした方がよい。それと、これは雑誌の前半部分のマンガではありますが、、「はじめての甲子園」「衛星ウサギテレビ」などの新連載はどれもいまいちです(先月始まった「ブレイド三国志」も)。これを切って、よりよい新連載を追加すればさらによいでしょう。
そして、雑誌の定価を下げる。半額とまでは行かなくても、三分の二くらいにはなるはず。330円くらいでどうだろう。このサイトでは、今のガンガンは明らかに面白くないという論調で一貫していますが、このようにガンガンを半分にして、面白そうなマンガだけを抽出すれば、かなりマシになると思います。それだけで雑誌の無駄な部分が減って読みやすくなるし、定価も下がって万々歳。今のガンガンでは、短期間で良質の新連載を揃えることは難しく非現実的であり、この半分化案の方がはるかに現実的かつ有効だと思いますよ。
<7・12>
・「サッカーがダメでも、この国にはまだメイド喫茶があるっ・・・・・・!!」
久々にひどい煽り文を見たなあ(笑)。先日、ついにREXから「ろりぽ∞」(ろりぽアンリミテッド)のコミックス第一巻が出ました。実はこのマンガ、コミックスが出るのを滅茶苦茶楽しみにしてました。これはひどい!(褒め言葉)
これは、メイド喫茶をネタにした熱いバトルマンガ(?)なのですが、とにかくバカバカしいネタ的な設定のオンパレードで、しかもそのバカバカしいネタを真面目に扱おうとするキャラクターたちが最高に笑えるのです。メイド喫茶破りとか、アルティメットスマイルとか、アルカイックスマイルとか、ほっちゃん総理とか、刺客メイドとか、原住メイドとか、なんだそりゃという感じ。アルカイックスマイルの説明で、中宮寺弥勒菩薩半跏思惟像が出てきた時には本気で笑ってしまった。
その一方で、真面目に人間ドラマ(?)を扱おうという側面もあり、実はストーリーも結構面白い。もういろんな意味で楽しめます。これはマンガ好きなら絶対買いでしょう。・・・しかし、このコミックスの煽り文は本当にひどいです(笑)。一体どんな編集者がこれを書いたんだと思っていたら、実は表紙デザインを手がけたよつばスタジオの里見英樹さんが考えたらしい・・・。ぱにぽに(まろまゆ)の装丁といい、やるなよつばスタジオ!
「ろりぽ∞」の作者・仏さんじょさんのホームページ「アキアカネ」
「ろりぽ∞」特設ページ
ろりぽ∞1巻発売(アキバBlog)
しかし、サッカーと言えば先日発売のREX今月号。巻末の編集者コメントで「もう夏休みですね。W杯もまさかのイタリア優勝で驚きましたね。本当はどうか知りませんが。」というコメントを発見。この予想的中はちょっと凄い。
<7・9>
・「蒼海訣戰」。
これは、先日6月上旬に創刊された「REXコミックス」の中の一冊なのですが、これの記事を書こうとしているうちに他の話題に遅れをとり、結局一ヵ月遅れになってしまいました。大変申し訳ない。最近になって創刊された少年誌の中では、おそらく最も良いと思われる「REX」ですが、ついに6月に初コミックスが出ました。この時に出た「REXコミックス」は5冊ですが、そのうち2冊は他誌からの移籍作品であり、さらに2冊は原作ものであり、純粋なREX発のオリジナル作品は、この「蒼海訣戰」しかありません。しかし、これが大変良い出来で、コミックス創刊にはふさわしい1冊でした。
主人公の男の子がネコミミなのにまず目が行ってしまいますが、内容は非常に真面目なものです。おそらくは日本の明治時代をモチーフにした軍事もの(仮想戦記もの)で、しかもタイトル通り海戦ものです。主人公の三笠真清(みかささねきよ)は、主席で水軍志官寮(海軍兵学校)に入った優秀な生徒で、しかも彼の兄の三笠光清は、陸軍では有能な騎兵大尉として一目置かれる存在です。ところが、真清は、耳と尻尾を持つ少数民族・追那(オイナ)人であり、少数民族であるがゆえにいわれのない差別を受けることになります。しかし、自身の努力と、寮で出会う友人たちや優れた教官らの助力により、それらの困難に立ち向かって行くのですが、今の段階ではまだまだストーリーは序盤。この水軍志官寮での日々の描写が中心で、本格的に実戦の海戦までストーリーが進むかはまだ未知数ですが、今のところ内容は非常に充実しており、真面目に軍事要素も出てくるので、今後も期待してよいと思います。
しかし、このマンガは、明治時代をモチーフにした軍事ものというか、明らかにあの「坂の上の雲」が元になってますね。大体、弟が水軍(海軍)主席で兄が騎兵大尉とか、「坂の上の雲」の秋山兄弟そのままです。弟の方は名前も似てますしね。
<7・5>
・「ヴァルキリープロファイル2」初感。
発売日に雨の中頑張って買いに行ったのに、更新作業やら仕事やらで中々プレイできません。12日ほど経過してようやく30時間ほど。このホームページの更新作業がきついことを改めて思い知ったです。これがあるから長いゲームをやりにくい。プレイした印象としては、とにかく「普通のRPGになってしまった」感が強いですね。
まずなんといっても、「ストーリーがある」んですよ。新しいダンジョンを進んでいくと、一定のポイントでストーリーイベントが始まるんです。え? それはRPGでは当たり前ではないかと? 確かに普通のRPGではそうでしょう。しかし、ヴァルキリーの前作には、ダンジョンではそういったイベントにあたるものがほとんどなかったんですよ。あるとしてもボスとの会話くらい。前作はそもそもストーリーがないようなゲームでしたので、今回そんなイベントがあること自体意外中の意外でした。ストーリー自体も完全に一本道で(サブ的なダンジョンは点在していますが)、前作のように制限時間の中で好きなようにプレイしていいという自由さは薄れました。ストーリーの良し悪し以前の問題として、「一本道のストーリーRPGになった」ということ自体に驚きですよ。
街に店屋(宿屋や武器防具屋)があるというのも意外。そもそも前作には店屋はおろか、お金という概念自体がありませんでしたしね。前作にあった、ピリオドという時間制限の要素や、最大の売りだった神界転送というシステムも、今回はまったく影も形もない。時間を気にせず経験値を稼ぎ放題なので、完全に普通のRPGになってしまった印象。見つけたエインフェリア(仲間)を「解放」するというシステムが代わって加わりましたが、これも単なるやりこみの域を出ないものです。仲間の個性も前作よりはるかに希薄になっており、メインキャラクター以外は完全にその他大勢になってしまった感あり。
最大の売りである戦闘システム、「光石」「封印石」を駆使したダンジョンの攻略システム等は相変わらず面白いですが、それだけなら単に戦闘とダンジョンが面白いだけのRPGといったところ。前作のような斬新さは無くなったと感じました。オーソドックスなストーリー重視のRPGが好きな人なら、この方がよいのかもしれませんが(ネット上でも、普通のプレイヤーには──特にシリーズ未経験の人には──決して悪く評価されてない)、前作のような斬新なシステムを期待していた者としては、随分と拍子抜けしてしまいました。
とか言いつつも、戦闘の快感やらダンジョンのパズル的攻略やらにはまって、かなり楽しく毎日プレイしています(笑)。戦闘やダンジョンのプレイは楽しいので、決して悪いゲームと言うわけではないんでしょうが・・・。
<7・2>
・「猫殺し編」読了。
「ひぐらしのなく頃に」コミックス一巻の応募者全員サービスが、6月中旬にようやく届きました。しかしこのスクエニの応募者全員サービス、いつでも忘れた頃に届くんだよなあ・・・。さて、この「猫殺し編」、全員サービスとは言え黒のハードカバーでかなり本格的な作りです。最初見たときは、封筒から真っ黒い物体がいきなり出てきたので、一体何が届いたのかと思いました(笑)。肝心の内容はですね、本編でちょっと語られたエピソードの結末が、謎を残しつつも一応の解決を見る、というものです。解決といってもあくまで推測にすぎないので、謎は残されたままで、あとは読み手の想像にゆだねるという形。
わずか60ページほどの短編ですが、これはこれで中々面白いですね。なにか正体の分からない薄気味悪い恐怖というものがよく出ていました。ひぐらしの本編の恐怖も全部そうで、親しい人物が得体の知れないものに憑りつかれたり、存在しないはずの死体が歩き回っていたり、なんだかよく分からない自身の影につきまとわれたりという、「正体不明の、目に見えない恐怖」が中心です。ただ、角川から出ているコミック版である「鬼曝し編」だけは少々違うような気がしますが(あれは目に見える恐怖なので、あんまり怖くない)。さて、これは「猫殺し編」を読んだ人に対する感想ですが(一応ネタばれ)、わたしがこの話で一番薄気味悪くて怖いな、と思ったのは、やはり存在しないはずの作業員のオヤジですね。圭一の推測で謎は一応の解決を見たが、これだけは解決できていない。どうしてもありえない正体不明の謎として残っている。こういうのが怖いんだと思います。
<6・28>
・ガンガンコミックスの背表紙。
ふと書店の本棚を見て思うことがあるのですが・・・。
ガンガンが路線変更して以来、様々な点で大きな変貌を遂げたガンガン系コミックですが、ちょっとしたところではコミックスのデザインの方向性も変わっているような。なんていうか、派手な色使いの背表紙が増えた。
昔のガンガンコミックスは、全体的に白い(白を基調とした)背表紙のコミックスが特徴的でした。中には「東京アンダーグラウンド」や「スターオーシャンセカンドストーリー」のような例外もありますが、全体を通して見ると白い背表紙が多い。だから、書店でもガンガン系コミックスの置いてある場所は、見た目にも清新で白いイメージで分かりやすかったものです。
ところが、ガンガンが路線変更してから、特にガンガンコミックスについてはそうでない、むしろかなり原色全開で派手な色合いの背表紙が増えています。「女王騎士物語」あたりはここまで派手にしなくても・・・と思ったり。個人的には、あまりにも統一感がなさすぎてどうも好きになれないのです。白で統一された清新なイメージが無くなってしまった。もしかして、これもまた「目に付く派手な色合いで子供の目を引き付けよう」という低年齢化路線の一端なのでしょうか?まあ、今回更新したひぐらしコミックスの装丁は、黒で統一された印象的なもので、このあたりのデザインは素晴らしいものがあるんですがね。もっとも、これは今のガンガンとは別の話なのかもしれませんが・・・。
<6・25>
・ガンガンパワード読了。
この前の日記から話題にしている新装ガンガンパワード。ようやく読み終えました。
全体的な印象としては、なんとも雑然とした雑誌になったな、と。もともと、パワードは、ガンガン等他の雑誌で載せられなくなった作品が集まった「寄せ集め」感の強い雑誌だったのですが、今回の新装で、雑多な新連載が加わったおかげで、ますますそんな雑誌になったなと思います。面白いマンガは非常に面白いんですが、反面いまいちなマンガもかなり多い。玉石混交な雑誌になりましたね。先日話題にしたゲームコミックもそうで、内容にはばらつきが激しい。一番良いのが、前回の印象でも書いたとおり、「ヴァルキリープロファイル」で、これは絵も内容もよいですね。「ファイナルファンタジー12」のコミックも中々良かったのですが、絵的にはもうひとつ雑に見えるのが残念。表紙のカラーイラストはかなり見栄えがするものでしたし、本編でも戦闘シーンなどは良く描けているので、もうちょっと全体的に丁寧に描いてほしい。でも、とりあえずこの内容なら合格かと。
逆に良くなかったのが、「聖剣伝説」と「シャイニングテイアーズ」。「聖剣」は、頻繁に入るギャグが雰囲気を壊していてよろしくない。絵もよくない。「シャイニングテイアーズ」は、極めて平凡なゲームコミックの印象でしかない。神田さんの絵がさほどゲームのイメージを再現していないのも疑問。
残るひとつの「キミキス」は、まだ今回はプレビューコミックだったので暫定的な評価ですが、まあそれなりに悪くない感じ。総評としては「ヴァルキリー>FF12>(キミキス)>シャイニングティアーズ>聖剣伝説」といったところ。全体的に見て、出来不出来の差が激しいなと感じます。ゲームコミック以外の新連載もばらつきが激しいですが、意外に面白いと思ったのが、きづきあきらの「メガネ×パルフェ!」。先日の予告を見た時の印象はぱっとしなかったのですが、予想以上に面白く読めました。少女マンガ的な作品だと思いますが、これが中々に面白い。それ以外は全体通してそこそこの印象。あ、これは純粋な新連載とは言えませんが、今月からはじまった「ひぐらしのなく頃に 罪滅し編」は、前作(鬼隠し編)にも増して面白かったですね。絵のレベルがさらに上がっています。
そして、新連載以上に特筆すべきこととして、今回からいきなり新人の読み切りがひとつもなくなりました。前回の日記で危惧したとおり、新人の活躍の場が完全になくなってしまいました。連載陣は玉石混交で寄せ集め感が強く、新人の読み切り掲載の場も放棄したということで、新装したマンガ雑誌としては、正直まだまだ不安定さが否めません。面白い新連載が複数出てきたのは収穫ですが、雑誌の行く末には少々不安も感じてしまいました。
<6・21>
・「ヴァルキリープロファイル」あれこれ。
今回の記事作成にあたり、久々に「ヴァルキリープロファイル」のソフトを起動してみたのですが、このゲーム、素晴らしいことに、起動してからすぐにタイトル画面に移行します。PSやエニックス等のロゴ表示が多いのは残念ですが、その後でオープニングムービーを流さずに、そのままタイトル画面に行ってくれるのが大変によい。これがあるから毎回気持ちよくスムーズにゲームを始められます。なんで他のゲームはこんな簡単なことが出来ないのか。・・・って、これが続編のVP2で改悪されてたらやだなあ。さらに、このゲーム、始めからタイトル画面のサウンドモードでBGMが聴き放題というのもよいですね。エンディング近辺やクリア後の隠しダンジョンの曲まではさすがに聴けませんが(クリアデータがあれば起動時にそれを読み込んで全曲追加されます)、それ以外の曲は最初から全部聴ける。しかも、そのサウンドモードが非常に充実していて、ループの回数やエフェクト表示まで選択できるという素晴らしさ。あまりにもサウンドモードが充実していたので、結局サウンドトラックを買わなかったんだった(笑)。もともと、気に入った曲をループで流して延々と聴きまくる方が好きなので、自分にはこういうサウンドモードの方がサントラよりも合ってます。出来れば、他のあらゆるゲームで、これくらい充実したサウンドモードを設置して欲しいです。
そして、久しぶりにデータをロードしてゲームをプレイしてみたんですが、さすがに6年以上触ってなかったこともあって、システムの細部を全部忘れてました。ていうか、このゲームのシステムはめちゃくちゃ複雑ですね(笑)。数あるRPGの中でも、トップクラスに複雑なゲームではないだろうか、これ。しかし、これだけ複雑でとっつきにくいゲームでありながら、実際に大きな人気を集めて評価も非常に高いところを見るに、本当にゲームが面白ければ、どんなに複雑なシステムでもまったく問題ないのではと思います。
<6・17>
・なぜゲームコミックなのか。
もうひとつの疑問は、なんと5本ものゲームコミックの新連載を始めてしまうことです。そこまでゲームマンガばかりで大丈夫なのか。
5本のうち、「ファイナルファンタジー12」「聖剣伝説」「ヴァルキリープロファイル」については、どれもスクエニのビッグタイトルだし、まだその連載には納得できるものもありますが、「シャイニングティアーズ」と「キミキス」については、その連載の意図自体がよく分かりません。なぜ今更シャイニングティアーズ? そしてなぜよりによってキミキス?(笑) そこまでしてゲームコミックを増やす必要があるのか。
そもそも、そこまでしてパワードの連載本数を一気に増やそうとする意図が分かりません。確かにパワードの連載本数は少なく、前号の時点では9本しかありません。しかし、パワードは本来新人の読み切りを載せるための雑誌です。雑誌の半分が新人の読み切りであり、むしろそちらが雑誌のメインなのだから、連載本数が10本程度でも全然問題ないわけです。おそらく、ガンガン編集部は、今回の隔月刊化による新装で、従来の新人読み切り掲載雑誌というスタイルを変更し、連載マンガを中心とした普通の雑誌にしたいのでしょう。しかし、これは大いに疑問です。今の時点で、スクエニにはガンガン・WING・Gファンタジー・ヤングガンガンと、連載マンガ中心の雑誌が4つもあります。もう4つも雑誌を抱えているのだから、あえてパワードを5つ目の雑誌にする必要もないと思いますし、むしろ、いまだ日の目を見ない新人のための掲載場所を残して欲しいのです。
しかも、新人の読み切りのための貴重な場所を減らして、代わりに入ってくるのが大量のゲームコミックというのでは、正直かなり不安です。そこまで大量のゲームコミックばかりを売りにして雑誌がやっていけるのか分かりませんし、そのために貴重な新人の活躍の場所がなくなるのは、決していいことではないでしょう。元々、今のパワードが創刊されるはるか以前、ガンガンWINGが新人の活躍の場として機能していました。しかし、それが新装されて連載マンガ中心の雑誌になったため(これが今のWINGです)、のちに新たなる新人の活躍の場としてパワードが創刊されたのです。そして、今またパワードが新装されて連載マンガ中心の雑誌になってしまうのでは、パワードを創刊した意味がありません。それとも、今度はまた別の雑誌を新人用に創刊するのでしょうか?(笑) やはり、今回のパワード新装にはかなりの不安を感じますね。
もっとも、今月のガンガンに載った「ヴァルキリープロファイル」のプレビューコミックは、とてもいい出来でした。絵も内容も良かった。とりあえず、これだけはかなり期待できそうです。
<6・14>
今月のガンガンからの新連載「ブレイド三国志」は、先月予想したとおり、決していいものではありませんでした。内容があまりにも平凡すぎます。そして、壱河柳乃助にしては絵が雑で、見た目もよくありません。さらには、先月からの新連載である「衛星ウサギテレビ」もやはりいまいちです。新連載が次々と始まるのはよいことなのですが、肝心の内容は残念ながらいまひとつでしょう。
ただ、今月のガンガンは、ここ最近では結構楽しめました。特に新鮮なものがあったわけでもないですが、いつもの連載陣がそれなりに読めた。あまり深く考えずに、そこそこの楽しさで満足すれば、今のガンガンも読めるのかもしれません。ガンガンがまだ売れている理由はこれかな。
・なぜガンガンで連載しないのか。
さて、今月のガンガンで特筆すべきことは、今月22日に発売されるガンガンの増刊「パワード」の告知ページとプレビューコミックです。今月からパワードは隔月刊行となり、新装リニューアルされるのですが、それに伴い始まる新連載が8本。しかし、うちなんと5本がゲームマンガなのです。
具体的には、「ファイナルファンタジー12」「聖剣伝説」「ヴァルキリープロファイル」「シャイニングティアーズ」「キミキス」の5本です。これに関して、様々な疑問があります。まず、最大の疑問は、「ファイナルファンタジー(FF)12」のゲームコミック新連載でしょう。今のガンガンが、スクエニゲームという強力コンテンツに依存した体制となっている以上、そのスクエニゲームの中でも最大のビッグタイトル、FFの最新作がいつか来るだろうとは予想していました。しかし、なぜかこれがパワードでの連載なのです。
普通に考えれば、これだけのビッグタイトルなのだから、スクエニでも最大のメジャー誌であるガンガン本誌で連載すべきだと思います。ガンガンの増刊にすぎないパワードは、今のところその知名度は非常に低く、そんな雑誌であえてスクエニ最大のビッグタイトルを掲載することには、かなりの違和感があります。おそらくは、パワード新装にあたっての最大の目玉タイトルとして、言葉は悪いがパワードへの「客寄せ」として、FF12のコミックをパワードで掲載したいというのが大きな理由だと推測できますが、正直言ってあまりいい方針だとは思えません。普通にガンガンでの掲載でよいのではないでしょうか。圧倒的人気の「鋼の錬金術師」の連載に加えて、「FF12」のコミックも連載されるとなれば、世間のガンガンへの注目度もさすがに高まるでしょう(あまりこういうヒット作頼りの方針もよくありませんが、今のガンガンではやむを得ない)。とにかく、増刊パワードでのFF12の連載には、かなりの違和感があります。読者にとってもありがたいことではないでしょう。同じパワードの「ひぐらし鬼隠し編」の連載開始時にも、「ガンガンでの連載なら、他にも『鋼』とか読みたいマンガがあるから買うのに」「パワードでは他に知っているマンガもないし、この連載だけでは買う気になれない」という声が、原作ゲームファンの間からいくつも聞かれました。今回のFF12においても、原作のプレイヤーたちは同じように感じるのではないでしょうか。読者のためにも、ガンガンでの連載が望ましいと思います。
<6・10>
今回、久々にゲーム研究館を更新しました。元々、マンガのみの更新に特化する方針のためにゲーム系の方を停止したのですが、今回の更新はマンガの評論も行っているので、マンガに関する更新も兼ねているということでなんとか納得してもらえればと思います。
・裏ドルアーガもクリア(ナムコミュージアムVol.3)。
このところ、PSソフトの「ナムコミュージアムVol.3」収録の「ドルアーガの塔」を延々とプレイし続け、ついに隠しモードのひとつである「裏ドルアーガ」をノーコンティニューでクリアしました(ファミコン版の裏ドルアーガとは別のゲームです)。4月の終わり頃にこのソフトを買って以来、ほぼずっとこれをやっているんですが、自分でも感心するのは、「よくこのゲームをクリアできるようになったな」ということ。プレイを始めた最初のうちは、あまりにもゲームが難しくて(宝箱の出し方が難しいのではなく、アクションそのものが難しい)、到底まともにクリアできず、コンティニューしまくりでプレイしてようやくクリアする状態でした。その当時は、「これは自分には絶対にクリアできない」と思っていたんですが、それでも毎日プレイし続けるうちに、自分でも少しずつうまくなっていく様を実感していき、とうとうノーコンティニューで(アーケードでいうところの1コインで)クリアできるまでになりました。今ではほぼ毎回クリアできます。これは自分でもすごい。
その後、隠しモードのひとつである「裏ドルアーガ」をやってみたんですが、これが元々のドルアーガ(表ドルアーガ)よりもはるかに難しい。表の方は毎回クリアできる状態なのに、裏は三分の一も行けない。あまりに難しいので、「これは自分には絶対にクリアできない」と思っていたんですが、それでも毎日しつこく続けているうちに、少しずつ這うように進歩が見られていき、とうとう先日ノーコンティニュークリアまで達成してしまいました。なんていうか、ゲームというものは、「絶対無理」と最初は思っていても、やればできることが本当に多い。これはゲームにおける最大の喜びのひとつでしょう。
ところで、この「裏ドルアーガ」という別モードは、ファミコン版が元祖ですが、当時はこれの影響を受けて「裏」モードを用意したゲームが結構あったような気がします。ドルアーガの直接の影響を受けた「ゼルダの伝説」でも、有名な「裏ゼルダ」というモードがあり、大きな話題を呼びました。しかし、最近では「裏」を用意したゲームは、あまり見られなくなりましたね。今やっても面白いし、プレイヤーに受け入れられると思うんですが、どうでしょう。下手にやりこみ要素を増やしてプレイ時間を稼ぐよりも、別の攻略が必要な「裏」を作った方が面白いと思う。RPGでやるなら、ストーリーや設定あたりも微妙にアレンジしたりするとさらに面白そうです。例えば「裏テイルズ」とかどうだろう。無理か(笑)。
<6・7>
・「東京トイボックス」
先日のドルアーガつながりでこのマンガを紹介してみます。
これは、ついこの間までモーニングに連載されていたマンガで、ゲームクリエイターが主人公のゲーム業界ものです。最近、オタクを扱ったマンガ作品が多く見られるようになりましたが、このマンガはまったく出来が違う。本職のゲームクリエイターに対して綿密な取材を重ねた上で描かれており、リアリティが本当に素晴らしい。
ただ、ここでいうリアリティとは、ゲーム制作シーンのリアリティではなく、主人公たちゲームクリエイターたちが有する心理面での描写のリアルさです。「こういう状況に陥ったらこう考える、考えてしまう」という、そのあたりの制作者の心理がすごくよく描けているように思います。これは綿密な取材がないと出来ないことでしょう。このマンガはモノ作りに携わっている人ならば必見。ゲームクリエイターやクリエイター志望者、あるいはゲーム好きのゲーマーだけでなく、幅広くいろんな人に読んでほしい。そして、このマンガでは、前の日記で採り上げた「ドルアーガの塔」が、「昔の不親切なゲーム」の代表として登場します。昔のゲームは不親切な分、自力で攻略する楽しみが強く、プレイヤーを熱中させた。主人公は、ドルアーガをたまたまプレイしたことでそれを思い出し、その「不親切さ」を自分の作るゲームに採り入れて、より面白いゲームを制作していくことになります。個人的には、不親切さのみを昔のゲームの面白さの理由として強調するのは少々疑問なのですが、それでもこれが一理あることは事実で、その点で中々に考えさせてくれるマンガになっています。久々にゲームについて色々と考えさせてくれました。
<6・4>
・「ナノドライブ」
今、ヤングガンガンで、松本トモキという方が、「ナノドライブ」というマンガを短期連載しています。この松本トモキさん、かつて、第6回スクウェア・エニックスマンガ大賞で、「犯機 the Anbivalent」という作品で「特別大賞」を受賞しています。特別大賞は、通常の大賞と同レベルの賞です。通例、これだけの高い賞を獲得した作品は、スクエニ系の何らかの雑誌に掲載されるのが普通なのですが、なぜかこの作品は、どこにも掲載されなかったのです。このマンガ賞では、同じ特別大賞を受賞した「No Face, But」(柚木タロウ)という作品は、ガンガンで掲載されました。また、この特別大賞のひとつ下のランクとして、準大賞を受賞した作品「天上レストラン」(宍戸道子)もガンガンで掲載。そのもうひとつ下のランクである、入選を受賞した作品も3つあります。「蜘蛛の城」(石川泉)・「シェイクハンズ」(小島瑛由)・「お空の仲間たち」(堀田和哉)ですが、このうち「シェイクハンズ」以外の2つはガンガンパワードとガンガンでそれぞれ掲載されています。
このように、特別大賞を受賞したもうひとつの作品は当然として、ランクが低い準大賞、そして入選の作品まで(ひとつを除いて)掲載されているにもかかわらず、なぜか特別大賞を受賞した「犯機 the Anbivalent」だけが掲載されなかったのです。これはどう見ても不可解であり、作者にとってはかなり不満の残る扱いではないでしょうか。
なぜこれだけが掲載されなかったのか。当時いろいろ考えたのですが、載っている受賞作の絵を見る限り、かなり萌え系のイメージの強い作品だったので、今のガンガン編集部から掲載を排除されたのではないかと邪推してしまいました。逆に、「No Face, But」「天上レストラン」のふたつの作品は、典型的な少年マンガであり、何も問題なかったかのように、受賞の直後にガンガンに掲載されています。どうも、このあたりの掲載の可否に恣意的な決定があったような気がして、個人的に大いに腹立たしかったのですが(実は、この受賞作が一番読みたかった)、幸いにも今、ヤングガンガンで新作の短期連載である「ナノドライブ」が掲載され、松本トモキさんがどんなマンガを描く人なのか、ようやく知ることができました。内容としては、今のヤングガンガンでよく見られる美少女バトル系に近いものもありますが、中々にシビアで重いストーリーも見られて面白いですね。まだ新人らしくあらはありますが、悪くない。ゼロサムの「DAWN」あたりに設定が似ており、「ZOMBIE-LOAN」「屍姫」あたりとも共通するものがあります。やはり、こういうマンガは最近の流行りでしょうか?(笑) まあ、なにはともあれ、特別大賞を取った貴重な新人の初連載に期待したいところです。できれば本連載してほしいなあ。
<5・31>
・「ドルアーガの塔」(2)。(*前々回の日記の続き)
しかし、あまり指摘されることがないんですが、この「ドルアーガの塔」のアクションゲームとしてのシステムは、ある名作ゲームに引き継がれています。そう「ゼルダの伝説」です。
ゼルダと言えば、今ではアクションアドベンチャーゲームの代表格で、その謎解きの面白さや自由な広がりのある世界観が支持されていますが、確か最初の第一作の時には「剣によるアクション」を実現するのが最大のデザイン目的だったはずです(宮本茂自身がそんなことを言っていたので間違いない)。で、この初代ゼルダは、明らかにドルアーガの影響を受けています。「剣と盾によるアクション」のシステムがほぼそのままだし(ただし、主人公のリンクは左利きなので、剣を出すと盾を右に構えます)、アイテムの獲得で主人公が強化されるシステムも同じ。アイテムや敵キャラクターのモチーフもかなり近い物が多いです。ほぼそのままと言える種類のアイテムが散見されますし、敵として登場する魔術師や騎士たちも、その見た目も性能もドルアーガのそれに酷似しています。なんらかの影響を受けているのは間違いないでしょう。
ただ、「ゼルダ」の場合、この元のゲームを換骨奪胎し、さらに遊びやすい操作性とシステム、各種の追加要素、万人向けのバランスなどを用意して、ほぼ完全に別ゲームとして完成されているのがポイントです。したがって、いわゆる「パクリ」にはなっていない。このあたりはさすが任天堂といったところでしょうか。ちなみに、このドルアーガから受け継がれたゼルダの基本システムは、その後の続編でも長く受け継がれますが、64で3Dとなって以降のゼルダでは、さすがにもうその要素は少なくなりましたね。システム自体全然違いますし。3D化以降のゼルダは、謎解きと世界観に重きを置くゲームになったようです。
<5・28>
・「まほらば」終了。
今月のガンガンWINGで、ついにあの「まほらば」(小島あきら)が終了しました。最終回まで62話で終了。2000年11月号で連載を開始した当時は、雑誌のラインナップは非常に充実しており、浅野りんや箱田真紀、藤野もやむといった人気作家の後ろで新人として奮闘しているという状況でした。しかし、一年も経たないうちにあの「エニックスお家騒動」と呼ばれる混乱が起きてしまい、主要な作家のほぼ全員消えてしまって、ほぼ唯一残った「まほらば」が、いきなり雑誌の看板になるという数奇な運命を辿ることになります。
その後しばらくは、一気に廃刊寸前にまで追い込まれたガンガンWINGをほぼひとりで背負い、雑誌の先頭に立ってその存在を支えてきました。「まほらば」がなければ、ガンガンWINGは早いうちになくなっていたかもしれません。雑誌ひとつを救ったという点において、その存在は他のどのマンガよりも重かったと言えます。
また、騒動以後のエニックス全体においても、最も質の高い優良マンガとして、路線変更で崩壊しつつあったエニックスマンガの善さを維持し続けたという点でも非常に大きい。昨今のエニックス(スクエニ)出版に対する貢献度は非常に高いと言えます。もっとも、騒動後のエニックスへの最大の貢献者が、あの「鋼の錬金術師」であることは疑いないところですが、「まほらば」の場合、「鋼」ほど表には出ず、むしろ影で地道に良質の連載を提供し続けてきたことが大きいのです。個人的には、騒動後のエニックスで、「鋼の錬金術師」は間違いなく「最強」のマンガですが、「まほらば」は「最良」のマンガであったと思っています。「まほらば」にはいくら感謝してもし尽くせません。左の画像は、まほタロ最終回SP(今月のWINGの付録)ですが、読者の方からもありがとうと言わせていただきます。今までありがとう。
<5・24>
・「ドルアーガの塔」(1)。
近くのゲーセンに「ドルアーガの塔」が一時期入っていたことをきっかけに、このゲームを始めました。といっても、最近稼動を始めたドルアーガオンラインではありません。最初のドルアーガの塔です。なんでそんな22年前(1984年)の超レトロゲームが一時的にでも近所のゲームセンターに入ったのかは分かりませんが、このような田舎でもどこでもマニアというものはいるもので、後ろから見てると平然とクリアしている人がいたりするので、自分でもやってみたくなりました。で、ドルアーガが収録された「ナムコミュージアムVol.3」をわざわざアマゾンで購入し、家で練習し始めたんですが、これが予想以上に面白い。このゲーム、宝箱の出し方の謎が理不尽に難しいことと、主人公の成長やHPの概念、中世風ファンタジーの世界観等、RPG的要素が入っていることがとにかく特徴的だと言われています。しかし、実はアクションゲームとしてもそれ以上によく出来ているのです。剣と盾による攻撃と防御を1ボタンで使い分けるというシステムがとても面白い。
剣で敵の騎士と交戦し(交差してダメージを与え合う)、盾で魔術師からの呪文を防ぐ(このゲームの盾は呪文しか防げません)。通例、剣も盾も自分の正面に構えますが、「剣を出している状態では盾で左からの攻撃を防げる」というシステムも大変面白い(剣を正面に出すと、盾を左手で横に構えるからですね)。「剣で敵と交差してダメージを与え合う」というのもかなり斬新。ここでHPの存在が活きてくるわけですが、これと似たシステムは他のゲームでは見当たらないような気がします。結局のところ、宝箱の謎解きはあくまで副次的な存在であって、このゲームの本当の魅力はアクションゲームとしての出来の良さだと思います。ただ、実際には謎解きの難易度の高さとRPG要素が特にクローズアップされ、この斬新なアクションゲームとしてのシステムが相対的にあまり注目されず、のちのゲームにもあまり受け継がれずに、ドルアーガ自身も単なる「昔の名作」に留まってしまったのが残念なところなのですが・・・。
ドルアーガの塔・レビュー(「各駅亭舎・ゲーム亭」)
ドルアーガの塔・キャラクターガイド(「各駅亭舎・ゲーム亭」)
『ドルアーガの塔』研究室
<5・21>
・弓道少女は好きですか?
先月末に発売された萌え系4コマ「落花流水」。このマンガ、完全にノーチェックだったんですが、本屋(というかとらのあな)で見かけて、「なんかよさそうな表紙だな」と思って、結局買ってしまいました。実は、発売した直後に見かけた時は買わずに帰ったんですが、一週間後に言ったら特典小冊子付きがもう売り切れていて、予想外の人気に触発されてしまい、わざわざ小冊子付きのをネットで見つけて手に入れました。もうなんていうか、いきなり表紙で売れるあたり、さすがとらのあな、みんな萌えに忠実だなと(笑)どうでもいいことを考えてしまいました。ちょっと前に紹介した「棺担ぎのクロ」は、萌えならずとも読めるストーリー志向の作品でしたが、このマンガはもうストレートに萌えマンガです。もう萌え萌え萌え萌え百合百合百合みたいな、そんな感じ。基本はギャグコメディでライトな百合描写ありみたいな、そんなマンガです。弓道の描写や知識もちょこちょこ出てきます。特に大きなストーリーや内容があるわけではないですが、まあこの手の萌え系4コマに抵抗がなければ面白いかな。やはり袴と胸当て最高(違う)。最初は代理原稿だったようで、それから連載に昇格したらしく、単行本の最初から読むと、明らかに後の方が絵がうまくなってきているというのもなんとも言えません。
HARVEST MOON 「落花流水」の作者・真田一輝さんのサイト。
まんがタイムきらら公式 一応きらら系の単行本はすべて紹介されてるはず。
まんが王倶楽部・萌え系4コマコーナー 萌え系4コマを知らない人はここで勉強。
<5・17>
・今月のガンガン──堀田和哉が再降臨──。
なんというか、毎月毎月ツッコミどころがあるというか、毎月明らかな不満点がこうもたくさん出てくるというのはどうかと思うのです。まず、来月からの新連載。このところ、新連載の数が増えているのはいいことなんですが、肝心の内容がどうにも期待できそうもない。来月からの新連載は「ブレイド三国志」というらしいんですが(→)、まあ三国志もので、現代(近未来かな)で若者として復活した英雄たちが戦うらしいんですが、ほんとどこかで見たような設定だとまず思ってしまいますよね。もう似たようなマンガをいくつも思い出すというか、なんというか。はっきり言って、どう見ても「一騎当千+天上天下」にしか見えない。そして、そもそも「三国志もの」というだけで、もう世に作品が溢れかえっているわけで、その点でも到底新鮮味があるとは思えません。まるで、今「三国志大戦」や「真・三国無双」シリーズで三国志が流行っているからマンガの連載を始めた、と言わんばかりの内容みたいで、なんとも言えません。始める前からまったく期待できない新連載を始めてほしくないんですが・・・。
それと、これは指摘されて気づいたんですが、「マテリアル・パズル」が来月でなんでも来月で100話らしいんです。が、話数の表記が中途半端なのでそのことに気づきにくく、そして100話達成の記念企画の話もまるで見当たりません。これはどういうことでしょうか。ガンガンの長期連載作品では、100話達成時に記念企画をやるのが常なんですが・・・今月号を見る限りではそのような予告はない。確かに、最近の「マテリアル・パズル」は、もう人気も勢いもありませんが、せめて100話達成だけは、前号から告知して大きく祝ってもよいのでは?
そして最後、これが極めつけですが、今回またまた堀田和哉が再降臨。わずか6ページの1Pギャグですが、相変わらず読者を徹底的に不快にさせる内容はまったく衰えていません。というか、タイトルページのこのディモンチとかいう気持ち悪い生き物は何なのですか? これ、本気で読者を笑わせようとしてるんですか? というか、これギャグマンガですよね? これは笑えるネタなのですか? どう考えても読者に対する嫌がらせではないのですか? ていうか、こいつが1Pギャグのマスコットキャラってことは、この1Pギャグ自体が、完全に読者に対する嫌がらせだと考えてもいいのでしょうか・・・?
もうなんていうか、わたしが買ったガンガンの代金が、ほんのわずかでもこの作者の原稿料に入るというのが本気で許せないんですが・・・。
<5・14>
・「逆襲!!パッパラ隊!!」と今月のREX。
かねてからの噂の通り、REXで松沢夏樹御大の復活が決まりました。しかもあの「突撃!パッパラ隊」の続編です。タイトルは「逆襲!!パッパラ隊!!」。さすがにこれはかなりの期待作でしょう。今号のREXでは予告がモノクロ1ページと、正直かなり物足りなかったんですが、ここはぐっと堪えて来月の第一話を楽しみに待つことにします。しかしREX・・・というか一迅社は、他から過去の作家を引っ張って復活させるのがうまいですね。まさに一迅社再生工場。さて、そのREXですが、このところ本気で面白くなってきました。実は、最初に創刊号から買い始めたころは、とりあえず2、3号様子見で買って終わりにしようと思っていたんですが、付き合っていくうちに面白くなって購読をやめられなくなってしまいました。最近の誌面はかなりいい。特に、どう見てもつまらないマンガを早々に打ち切る姿勢が最高ですね(笑)。これでつまらないマンガがかなり淘汰され、質がぐっと上がってきました。
ただ、難点としては、一本あたりのページ数が全体的に少なめで、毎回の読み応えに乏しいのが残念ですね。一本あたり平均して20〜25ページくらいしかないのでは? 月刊連載だと、最低でも毎月30ページは最低ほしいと思うんですが・・・。作品数が非常に多いのはいいんですが、肝心のページ数が少ないので、毎号あまりに物足りない。これではコミックスを刊行するのにも時間がかかるでしょう。そして、面白いのは事実なんですが、最近書店の入荷冊数がかなり減っているのが気がかりです。うちの近所の本屋(郊外型大型書店)だと、創刊当時は山積みにされていたのが、今ではおそらく2、3冊しか入っていません。面白い雑誌が売れないというのも世の常ですが、しかしここまでいい雑誌が売れないというのも・・・なんとも不満です。
<5・10>
・アマゾンの「類似商品」に見る「女王騎士物語」の特異性。
今回の更新で、「女王騎士物語は、王道少年マンガを志向したにもかかわらず、実際には萌えとネタでマニアにしか受けていない」という論旨の記事を書きました。しかし、実際の読者に触れる機会が少ない以上、本当にマニアだけが読んでいるかどうかを判断するのは難しいところなのですが、これにはちょっとした根拠もあります。オンライン書店の最大手である「アマゾン」のホームページには、個々の商品ページに「類似商品」という企画があります。これは、その商品を買ったユーザーが、他にどんな商品を買っているかをリストアップするもので、「この本を買った人はこんな本も買っています」という文で表現されています(アマゾンのホームページを利用したことのある人ならば、誰でも知っているでしょう)。
そして、「女王騎士物語」の商品ページで、この「類似商品」のリストアップを見てみると、非常に面白い事実が明るみに出ます。ここでリストアップされた商品を逐次挙げてみると、「まほらば」「ながされて藍蘭島」「私の救世主さま」「機工魔術士-enchanter-」「瀬戸の花嫁」「セキレイ」「ハヤテのごとく!」「スパイラル〜推理の絆〜」などなどの商品が次々と出てきます。これらの商品は、見て分かるとおり、どれもすべて萌えマンガなのです。もちろん、個々の作品内容はかなり異なりますが、多かれ少なかれどれも全部「美少女萌え」の要素が確実に存在している商品ばかりなのです。
そして、これは他のガンガン系少年マンガとは大いに異なる特徴です。例えば、「666〜サタン〜」の類似商品は、ジャンプ系の少年マンガである「ワンピース」「ハンター×ハンター」「ブリーチ」「NARUTO」や、同じガンガン系の少年マンガである「ロトの紋章」「ソウルイーター」「鋼の錬金術師」などが挙がっています。純粋に「666〜サタン〜」と同系の少年マンガが類似商品として挙がっているわけで、極めて「真っ当な」結果であると言えます。「女王騎士物語」6巻の類似商品
「666〜サタン〜」11巻の類似商品それと対照的に、「女王騎士物語」の関連商品として挙がってくるのは萌えマンガばかり。これが何を意味しているのか。答えは明白でしょう。「『女王騎士物語』を買う読者は、他に萌えマンガを優先的に買うマニア(あるいはオタク)系の読者ではないか」という必然的な推測です。つまり、「『女王騎士物語』というマンガは、純粋な少年マンガのファンには受けておらず、むしろ萌えマンガを読むオタクに受けている」という厳然とした事実を浮き彫りにしているのです。
しかも、このアマゾンの「類似商品」という企画は、非常に優秀な企画です。ある商品を買うユーザーが、どんな趣味を持つ層の人間なのか、それを見極めるのは本来的にはかなり難しいことなのですが、この企画は、それを非常に高い信頼性で実現しています。なぜ信頼性が高いのか。それは、実際に商品を買っているユーザーの姿を見せているからに他なりません。
「わざわざカネを出して商品を買っている」わけですから、そのユーザーは本当にそのようなマンガが好きなわけです。本当に好きでなければ、わざわざその商品を買ったりしません。「わざわざ貴重なカネを出して買っている」という事実が、これ以上ないほどの高い信頼性を生んでいます。「女王騎士物語」を買っている読者が、同時に「まほらば」「ながされて藍蘭島」「私の救世主さま」「機工魔術士-enchanter-」「瀬戸の花嫁」「セキレイ」「ハヤテのごとく!」「スパイラル〜推理の絆〜」を買っているというこの厳然たる事実。これこそが、「女王騎士物語」の読者層を、ひいては「女王騎士物語」の作品性を露骨なまでに表現しているのです。「低年齢向けの王道少年マンガとして打ち出したはずなのに、実は萌えとネタでマニアにしか受けてない罠」・・・これは、かつてのキャラクター路線を切り捨てて、理不尽に少年マンガ路線を進めてきた、今のガンガン編集部に対する最大の皮肉と言えるでしょう。
<5・7>
・「ARIA」のゲーム化について。
「ARIA」がアルケミストからPS2ゲームとして発売されるみたいですね(『ARIA The NATURAL 〜遠い記憶のミラージュ〜』)。
オードドックスなテキストタイプのアドベンチャーゲームとなるようで、その点では少々残念なんですが、まあ現時点でのゲーム化だと仕方ないか。
見たところ、ビジュアル的には丁寧に作られているようで、その点では安心できそうです。厳密にはアニメ版(「ARIA The NATURAL」)のゲーム化ということで、アニメのビジュアルがベースになっているみたいですが、うまく「ARIA」の作画を再現していて、イメージが崩れることはなさそう。この点では問題なさそうです。問題なのは、内容の方ですね。なんでも、ゲームの主人公が青年(男)らしくて、「PS2版『ARIA』の主人公は、ひょんなことから女性しかなれないはずの“水先案内人(ウンディーネ)”の見習いをやることになった青年。本作は、そんな彼と“灯里”や“藍華”、“アリシア”といったおなじみのキャラクターなど多くの人々とのふれあいを描くAVGとなる。」(電撃オンラインの記事)らしいのです。で、これがなんというか微妙にひっかかるのです。
なんていうか、いわゆるギャルゲー的な製作方針になっているのではないかと。これで、もし主人公との間に恋愛関係が出来たりしたら目も当てられません。いいですか、この「ARIA」という作品は、いわゆる雰囲気や世界観に浸って癒されるタイプの作品で(こういった作品を、このサイトでは「ゆる萌え」と呼んでますが)、恋愛(やエロ、バトル)の要素が少ないか、もしくは全く無いのが最大の長所のひとつなのです。その「ARIA」の最大の長所が崩されてはいけない。
別に男性キャラクターの存在自体が悪いわけではないんです。ただ、「ARIA」の場合、読者が望んでいるのは、そのゆるやかで癒される雰囲気と、あとは親しい女の子同士の百合交流や友情であって、男女間の恋愛要素ではないはずです。アドベンチャーゲームの製作でも、その点はきちんと考えていただきたいと思います。『ARIA The NATURAL 〜遠い記憶のミラージュ〜』新着記事(電撃オンライン)
<5・3>
・「Magical×Miracle」
「ゼロサム」創刊以来の長期連載がついに終わり、最終巻が先日発売されました。
作者の水谷悠珠さんは、かつてはGファンタジーで読み切り作品を何本も何本も掲載していたのですが、ついに最後まで連載を得られず、エニックスお家騒動の際にGファンからゼロサムに移転したのち、ようやく初連載であるこの作品を手がけることができたのです。そして、初連載ながらこれが実によく出来た良作でした。これは、お家騒動の結果得られた数少ない収穫のひとつだったかもしれません(とはいえ、ゼロサムはブレイドとは違い、円満にGファンタジーからのれん分けしたこともあって、かなりの良作が多いのですが)。とにかく話が面白かった。主人公の魔法学校に通う女の子(メルリーウィ)が、国の大魔道士の身代わりになる話なんですが、メルリーウィが大魔道士の代わりに演説をしたり、国民の姿に直に触れて思わぬ体験をしたり、クライマックスでは国を乗っ取ろうとする魔法使いと戦ったりと、かなり本格的なエピソードが多くて読みごたえがありました。政治ものと言える方向性の作品ではなく、あくまでファンタジーな物語だったと思いますが、それでも十分に楽しめる秀作でした。
さて、このマンガは、女性向けの作品が多いゼロサムの中でも、珍しく女の子に萌えるマンガでして、その点で私的には非常に貴重な一品でした。このマンガを指して、「メルリーウィに萌えるマンガ」だと言った人がかつていたんですが、実はまったくその通りです(おい)。このマンガの女の子(特にメル)がやたら肩出し足見せなのがなんとも言えません。これは、実は水谷さんの趣味らしくて、なんでも「肩と足が好き」らしいんですが、これを友人に話したらエロ呼ばわりされたとか何とか(笑)。そんな話を数年前に水谷さんのホームページで読んだことを、今さらながらに思い出しました。
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