<日記> <4・29>
・つみあげて藍蘭塔。
「ながされて藍蘭島」のアニメが、予想以上にクオリティが高く、かなりの評判を呼んでいるようですが、それに関連して「そういえば、昔藍蘭島のコミックスを買いまくって、塔のように積み上げていた画像があったなあ」と思いだしまして、検索で探してみたところ、久々に見つけることが出来ました。いや、こういう複数買いを行うサイトは、いろいろとあるんですが、あれはさすがに凄い。
あんな風に、ひとつの作品に徹底的に愛を注ぎ込む人というのは、本気で尊敬しますね。うちではさすがに無理だけに、うらやましいというか、なんというか。さて、アニメ版の話に戻りますが、今回始まったスクエニ系のアニメ、特に自社作品である「ながされて藍蘭島」と「瀬戸の花嫁」は、かなりいい線いっているのではないでしょうか。マニアの間では大本命とされている作品には(「ハヤテ」や「らき☆すた」あたり)、さすがに話題性で一歩劣りますが、その次点クラスの作品として、こちらも中々の話題を呼んでいるようです。つかみとしては十分でしょう。
このところ、放映されるアニメの本数が増えすぎて(常時50本以上)、スクエニ系のようなマイナー作品の原作をアニメ化しても、もう注目を集めることは出来ないんじゃないかとあきらめ気味だったのですが、この2本を見る限りでは、意外にも悪くない。藍蘭島アニメなどは、アニメの良質ぶりから話題が広がっているようで、こんな風に堅実に良作を作り上げていけば、まだまだマイナー作品でも人気を広げていけるのかもしれないですね。
スクエニ系のマンガは、基本的に2クール以上の放映でない限りアニメ化しません。スクエニ系アニメに、1クールで終わる独立UHF系アニメやBS系のアニメがほとんどないのはそのためです(「これが私の御主人様」はかなりの例外)。そのため、気軽に1クールでアニメ化されることがなく、どうしてもアニメ化できる原作の本数も限られてしまうのですが、それでも数少ない雑誌の代表的存在として頑張って欲しいところ。というか、1クールであっという間に終わって原作の勢いが削がれるよりも、どうせアニメ化するならじっくりと長くやってほしいところなので、この方針は歓迎すべきですね。
<4・25>
「らき☆すた」(アニメ)は、第2話・第3話は面白かったですね。第1話よりも格段に楽しめた。これはまた一週間の楽しみになってきたかも。
・「はなまる幼稚園」。
今日25日、ついにヤングガンガン連載の「はなまる幼稚園」が発売されます。このマンガ、毎回のページ数が少ないため、コミックスになるのかかなり不安だったのですが、無事なんとか発売までこぎつけたようです。
作者は勇人さんで、あの氷川へきるのアシスタントとしてGファンタジー読者にはつとに有名なのですが、なぜかヤングガンガンで連載することになり、ページ数は少ないながらも、細々と連載を続けてきました。このマンガ、単なる幼女萌えマンガではありません。ましてや、決して巨乳萌えマンガでもありません(おい)。杏、柊、小梅の幼稚園児3人を主役にして、ほのぼのとした微笑ましいエピソードをつづるマンガで、いわゆる癒し系萌えマンガ的なところもありますが、決して癒されるだけの作品でもないです。
なんていうか、幼稚園児の純粋な行動を通じて、何かしら「考えさせる」話が多い。周囲の大人たちがいい影響を受け、考え方が変わったりする。周囲の人を巻き込んで、みんなで仲良く花見をする話などは最高。意外にも毎回毎回読ませる話が多いのですよ。このマンガを読んでいると、なんとなく、かつての名作「CHOCO・ビースト!!」を思い出してしまうことも。ページ数の少ない小品ながら、面白い。
それにしても、山本先生は素晴らしく良く出来た先生ですね。
<4・22>
そして、これは言うまでもなく、わたしがスクエニ系にはまった原因のひとつでもあります。そういうイメージの作品を中心に構成した雑誌となると、やはりかつてのエニックスがまず真っ先に来るところで、そこにいつの間にか惹き付けられたのも必然と言えるでしょう。もっとも、最近ではヤングガンガンの萌え作品とか、ガンガンでも藍蘭島とか、ややそれから外れるようなマンガが増えてきたのは残念でもありますね。
<4・18>
・「ポリモーフィック・コンテンツ」って結局何だったのか。
そういえば、最近になってあまり聞かなくなりましたが、あの「ポリモーフィック・コンテンツ」なるスクエニの企画は、一体何だったのでしょうか。いや、今でも一応は「FF13」や「聖剣伝説」のゲーム連動企画はこれに該当するはずですが、それにしてもこの言葉自体はまるで聞かなくなりました。スクエニの説明によれば、この「ポリモーフィック・コンテンツ」とは、「あるコンテンツ(商業作品)のメディア展開を、初期の段階から適切な形で行う」というような話だったはずです。つまり、まず最初にマンガや小説があって、それがアニメ化、ゲーム化するのとは異なり、最初からある共通の世界観を作り、これを核にして同時にゲーム・マンガ・アニメなどの展開を行うのであると。
しかし、このやり方、最初から到底うまく行くとは思えませんでした。そもそも、「一体メディアミックスとどこが違うの?」という疑問もありましたし、それに加えて、外した時のリスクがあまりに大きすぎます。
中核となる作品に、最初から人気がある状態ならまだよい。例えば、「FF7」からスピンオフした一連の作品群(「アドベントチルドレン(AC)「ビフォアクライシス(BC)」など)は、最初から「FF7」というタイトルに絶大な人気があったから良かったのです。しかし、最初から人気も知名度もない、完全に新しい作品で複数同時にメディア展開を行う場合、それが成功するという保証はどこにもありません。
事実、完全なオリジナル作品で、「ポリモーフィック・コンテンツ」の代表的存在だった「コード・エイジ」に関しては、もう完全な失敗に終わりました。中核となるゲームが失敗だったのが最大の問題で、連動するコミック作品もまるでふるいませんでした。これでは話になりません。そもそも、「初期の段階から適切な形で展開する」という目論見自体が疑問です。最初から人気があるわけでもないのに、連動作品を立て続けに出す。これは、むしろ「不適切」なやり方ではないでしょうか。これならば、従来の通り、「人気のあるマンガがアニメ化される」といった展開の方が、よほど「適切」です。まず何らかの作品が出て、それが人気と評価を得て、他のメディアに進出し、さらなる人気を獲得する。スクエニは、このような展開を指して「二次使用のたびにコンテンツの鮮度は薄れ、ユーザー数は次第に少なくなる」などと言っていたようですが、本当にそうでしょうか。マンガがアニメ化した場合などは、むしろさらに人気を獲得してユーザー数が増えるのが普通ではないのか。どういう根拠でこんな推論を展開したのかが分かりません。
結局のところ、これはスクエニ上層部の経営陣の方々が、ユーザーの実情も考えずに、勝手な推論で優れたビジネススタイルを作り上げたと自己満足に浸っただけなのではないでしょうか。
<4・15>
・「らき☆すた」も見てみました。
今期のアニメで、あの「らき☆すた」がうちの地域でも映ることが分かったので、見てみることにしました。先日「ひだまり」を観終わったばかりですが、 今度もまたかなり近い雰囲気(まったり癒し系)の4コママンガのアニメ化ということで、中々に期待していました。今期のアニメの中でも、ネット上のアニメファンの間では最大の期待作といってもよいでしょう。なんといっても京都アニメーション(京アニ)です。前述の「ひだまり」はシャフト(新房監督作品)でしたが、最近は萌えアニメの中でも、このふたつの制作会社のアニメが特に目立っているような気がします。もうこのふたつを中心に回っているといっても過言ではない・・・かも。
こう最近の経歴を辿ると、何となく似たような道を辿っているような気さえします。
- 京アニ・・・AIR → ハルヒ → Kanon → らき☆すた → CLANNAD
- シャフト・・・月詠 → ぱにだっしゅ → ネギま → ひだまり → ?
さて、今回の「らき☆すた」ですが、第1話を見る限りでは、事前に期待したほどでもなかったかなと感じました。オープニングのダンスがやたら話題になっているようですが、そもそもこれも原作のイメージとはかなり違和感があるし、本編の方は、こちらはむしろ原作に忠実ですが、あまりにもそのままといった感じでさほど面白みがない。というか、どうにも面白くない。「ひだまり」の方が、様々な演出を付加して飽きない作りになっていたのに対して、こちらは原作4コマのネタの繰り返しといった感じで(多少のアレンジや追加はありますが)、途中で飽きてしまう。原作のあちこちの話から断片的にネタを引っ張ってきているので、ストーリーに大きな流れがないのも、途中でだれる原因かも。ネタ自体は面白いと思いますし、作画とか雰囲気とかはいい感じなんですが・・・。
<4・11>
・ひだまりが終了します。
今期のアニメで個人的に素晴らしかった良作「ひだまりスケッチ」が、ついに終わってしまいます。いや、もうTBSの本放送ではとっくに終了しているのですが、うちはBS-iで2週送れの放送で見ているので、今週が最終回なのです。前の日記でも書いたとおり、このアニメは本当に面白かったです。原作の穏やかなほのぼの癒し系のイメージはそのままに、そこにシャフトスタッフによる小ネタやアイキャッチ、実写映像など独特の演出が頻繁に織り込まれ、全く飽きることなく毎回30分楽しむことができました。わたしの場合、テレビや映画などの映像作品を見ても、よほど密度が濃い作品でない限り、情報量の少なさに飽きて途中で別のことを始めたりしてしまうんですが(笑)、このアニメはそんなことはまったくなかったです。毎回毎回テレビ画面に釘付けで見てました。これはわたしにとっては非常に珍しいことですよ。
オープニングとエンディングも大変良かった。OPテーマ「スケッチスイッチ」、EDテーマ「芽生えドライブ」は、どちらも素晴らしい名曲でした。そして、この「ひだまりスケッチ」のアニメは、基本的に原作に忠実で、原作の1話をうまくアニメの1話として構成していることが、非常に好印象でした。原作のストーリーを思い出しながら観ることができました。原作読者に対してもおすすめできる作品になっていたんじゃないかと思います。4コママンガをここまでうまくアニメ化したのは素晴らしい。
しかし、ここまでの良作でありながら、最初から1クールの12話の予定で、そのまま終了してしまうのは本当に惜しい。できれば本気で続編第2期を制作してほしいところです。
<4・8>
・「天保異聞妖奇士」の打ち切り。
先日、ヤングガンガンでもコミック版が連載されている、MBS土曜6時のアニメ(いわゆる「土6」)「天保異聞 妖奇士」が打ち切りで終了しました。このアニメ、ヤングガンガンでも連載されるということで、チェックも兼ねて見ていたんですが、確かに当初からさほど人気の出そうな作品には見えませんでした。いわゆる大人向けのストーリーで、江戸時代の時代劇に妖怪退治のファンタジー要素をまじえた個性的な世界観、中年の主人公に代表されるような渋いキャラクター、「漢神(あやがみ)」という漢字の由来の勉強にもなる面白い設定、人間の本質を見極めようとするシリアスなテーマ・ストーリーなど、昨今の売れ線アニメとは一線を画するスタイルの作品で、「面白い試みだが、人気の上では苦戦しそうだ」と思っていたのですが、実際にその通りとなりました。
しかし、確かに人気が出ないことは分かりきってしまうような作品なのですが、それでも最終話まで見ての個人的な感想としては、「なんでこのアニメが打ち切りになるのか?」というものでした。
単発のエピソード主体の構成で、少々ストーリーの躍動感に乏しい感はありましたが、それ以上に毎回の話がよく出来ていて、派手さを押さえた作画もおしなべて良好で、決して悪い作品ではありませんでした。天保時代の実在の人物や事件が頻繁に登場してきたのも面白く、よく考察してあるなと感心しました。売れ線でないことは事実としても、これ単体で作品を客観的に評価した場合、まず打ち切りになるような作品とは思えない。この作品の場合、アニメマニアやオタクではない、より一般層に近い人の方が評価が高いようです。ただし、ある程度アニメを受け入れる人はよいのですが、まったくアニメを知らない人の場合だと、時代劇にファンタジー要素が入ったこの作品には拒絶感があり、受け入れられなかったのが痛かったようです。土曜6時という時間帯も厳しかったのでしょう。
逆に、アニメマニアやオタク層はどうかというと、これは良い悪いの評価以前に、最初から熱心に見る人が少なかった。やはり、キャラ萌えなどのマニアを引きつける要素がないと、中々積極的には見てくれませんね。萌えアニメもそれはそれで良いのですが、こういった作品も幅広く楽しむ有効範囲の広さが欲しかった。総じて、作品の出来とは相反して、残念な結果に終わってしまったと言えます。しかし、アニメが打ち切りとなると、ヤングガンガンでのコミック版の連載の処遇が気になります。やはり早期に終了することになるのでしょうか。
<4・4>
年に1回、毎年4月に行う新規リンク追加。今回のリンク更新で、従来のリンク(説明文つきリンク)を廃止し、サイト名のリンク(これまでの簡易リンク)のみにしました。リンク数が増えて、あまりにも管理が大変になってきたので、もう断念しました。去年はよく更新したものだと今になって感心しているありさまです。
新規リンクを集めたページは、一カ月程度で消しますので、それ以降は完全にひとつのリンクに統合します。1年間のうちに、相当に多くのリンク先サイトが移転したり消滅したり内容に大幅な変更があったりしてますので、不適切なリンクをかなり削除しました。消滅したサイトとか、更新が長い間止まったサイトとか、記事の内容がふさわしくないものになったサイトとか、2ちゃんねる関連のサイトとか、そういったところを。
予想以上に個人サイトで消滅・更新停止したところが多かったです。久しぶりに行って消えたりしているとやはりショックですね・・・。
それと、今回ここの記事全体を改めて見渡してみると、古い記事ほど精度が低く、文章も内容もレベルが非常に低い状態です。それだけならまだいいんですが、中には、当時の雑誌の状況を反映したもので、今となっては古くて意味のないものも含まれています。
そこで、このような古くて意味のなくなった記事や、あるいはレベルが低すぎてやはり意味のない記事を選んで、削除しようと思います。本当は、一度書いてネットにアップしたものは、半永久的に残すべきだとも思いましたが、今の現状を見るとそうも言ってはいられないようです。
具体的には、以下の記事を削除したいと思います。
とりあえずはこれだけ。ゲーム研究館の方でもいまいちな記事が多いですが、こちらはとりあえず保留で。該当する記事は、2週間程度で削除しようと思いますので、それまでに見たい人は見ておいてください。
- 「少年ガンガンの作品」の「ファントム:デッドオアアライブ」終了に際して
- 「少年ガンガンの作品」の「『鋼の錬金術師』が面白くない」
- 「少年ガンガンの作品」の「ガンガントレーディングアーツ(フィギュア)への疑問」
- 「少年ガンガンの作品」の「今のガンガンの真の問題」
- 「ガンガンWINGの作品」の「隠れた期待作・WING編」
- 「ガンガンWINGの作品」の「WING救済計画」
- 「Gファンタジーの作品」の「隠れた期待作・Gファンタジー編」
- 「四季のエッセイ・マンガ編」の「少年マンガへの不満」
- 「四季のエッセイ・マンガ編」の「イーエスブックス「みんなの書店」に見るエニックス系マンガの人気度」
- 「四季のエッセイ・マンガ編」の「スクエニ系現行連載10段階評価・2006年3月版」
今回の日記は業務連絡のみです。
<4・1>
・「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」とドラゴンエイジ。
ここを見ておられる方の中で、くおん摩緒というマンガ家を知っている人がどれくらいいるでしょうか。
この作家さんは、かつてGファンタジーで「テイルズオブデスティニー」のコミック化作品を連載した方で、それがかなり良質のゲームコミックで、好印象の連載でした。
しかし、その連載以後、エニックスではもう見かけなくなり、どうしてしまったのかと思っていたのですが、どうもその後に杉基イクラと改名して、角川書店の方で活動しているようなのです。そして、その杉基さんが、つい先日からドラゴンエイジで、「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」のコミック化作品の連載を始めました。この作品は、原作は桜庭一樹のライトノベルで、そちらの方の評価も非常に高いのですが、この杉基イクラによるコミック版も、その出来は非常によいです。雑誌側の推進ぶりにも見るべきものがあり、今のドラゴンエイジでも目玉作品のひとつであることは間違いないでしょう。
とにかく絵の雰囲気がよい。非常に重苦しい絵柄で、それが原作のイメージをよく出しています。背景の描き込みが緻密なのも長所で、かつてのGファンタジー時代よりも絵の魅力が上がっているように思います。内容でも、原作の重苦しい展開を丹念に描いていて、こちらでも隙のない造り。今の萌えマンガに偏っているドラゴンエイジでは、相当に異色の作品で、これだけを目当てに雑誌をチェックしても面白そうです。総じて、先日紹介した「おまもりひまり」あたりとは対極の連載だと言えるでしょう(笑)。くおん摩緒(杉基イクラ)さんのサイト「月光浴(場)」
原作者・桜庭一樹さんのサイト「Scheherzade(シェラザード)」
<3・28>
ああ、何か久々にまじめなマンガの記事を更新したような気がする。
・安易なメディアミックスには不安が多い。
近所の大型書店に、今期のスクエニのTVアニメ小冊子があったのでもらってきました。
今期のスクエニは、純粋に自社雑誌からのアニメ化である「ながされて藍蘭島」「瀬戸の花嫁」に加えて、TVアニメ側からの連動企画である「精霊の守り人」「地球(テラ)へ・・・」のふたつもアニメ化作品として推し出していくようです。
しかし、純粋に自社からのアニメ化ならば多かれ少なかれ歓迎できますが、このようなメディアミックス企画を多数採り入れるのは、少々不安でもあります。幸い、前期のこの手の企画であった「天保異聞妖奇士」のコミック化作品は、かなりの良作でしたが、しかし今回のコミック化まで成功するとは限らない。今のところ、ガンガンで既に連載が始まっている「精霊の守り人」のコミック版は、作者である藤原カムイの力量が光るもので、かなり安心して見られそうですが、もうひとつ、Gファンタジーで連載予定である「地球(テラ)へ・・・」の方は正直あまり好きなタイプの作品ではなく、個人的には不安です。かつての少女マンガ作品のリメイクで、SF作品であるらしいのですが、それがGファンタジーの誌面に、あるいは読者の好みにあっているかはかなり疑わしいです。むしろ、従来のエニックスマンガの作風とはかなり異なるのではないか?
コミック化担当には林ふみのの名が挙がっていて、彼女自身はかなりの実力のあるマンガ家なのですが、しかし既にガンガンパワードで「ヴァルキリープロファイル2」の連載の真っ最中であり、そんな作家にもうひとつ仕事を背負わせるという点でもかなり不安ですね。実際、あのコミックブレイドは、今やこのようなアニメ化企画ばかりの雑誌になってしまい、誌面のクオリティはひどく落ち込んでいます。ガンガン系雑誌はまだそこまで劣ってはいませんが、それにしてもこういったメディアミックス企画を多用するようでは、やはり問題ではないかと思うのです。
「地球(テラ)へ・・・」TVアニメ公式
林ふみのさんのブログ
<3・25>
しかし、この「タケピロ」というマンガは、改めて読んでみると凄まじいですね。かつて、連載していたころは、あまりのひどさにまともに読んでいなかったんですが、今改めて読んでみると、もうあまりの内容に息が苦しくなるほど大笑いしました。もうコマのひとつひとつがどれもこれもひどすぎるものばかりで、どの画像を取り込もうか真剣に悩んだほどでした。破壊力では「地獄ゆき」や「堀田和哉」を軽く上回りますね。これこそがガンガン史上最悪のマンガではないでしょうか。
・「フレッシュガンガン」感想。
なんというか、どこにもフレッシュガンガンの感想を書いているところが見つからないんです。しょうがないから自分で書こう。今回のフレッシュガンガン、かつての10年前の同名誌の復活(?)で、新人の読み切りが中心の雑誌です。新人の読み切り16本というのが最大の売りで、それ以外に藍蘭島の読み切りと、ガンガン連載陣の袋とじの読み切りがありますが、どちらもページ数は非常に少ないので、これ目当てで買っても満足はできないでしょう。あくまで新人の読み切りを読みたい人の雑誌ではないかと思います。
しかし、この16本の読み切り、正直言ってどれもぱっとしませんでした。16本も読み切りがあるにもかかわらず、当たりと言えるものがない。3時間もかけて読んで成果がないというのは辛い。これならば、ガンガンWINGやGファンタジーあたりで載る読み切りの方がよいと思いますし、あるいはちょっと前に出たガンガンカスタムの方がはるかに良かった。
とにかく、どれも平凡の域を出ない作品ばかりで、印象に残るものがない。これから即戦力ですぐ連載できる作家は見当たりませんでした。極端につまらない作品もないが、「これは」と思う作品もありませんでしたね。まず、とにかくバトルもの、それもなにかを退治する系統の話(退魔師もの)がやっぱり多い。それと、学校あたりを舞台にしたコメディがこれまた多い。これだけで16作品の大半を占めてしまいます。内容的にも本当に平凡なものか、あるいは「これはちょっといいかな」と思える話もありましたが、すごく面白いというレベルには至っていませんでした。絵的にもうまいと思える作家はあまりいませんでした。
そんな中でも、あえていいかなと思える作品を選べば、少し前にガンガンに掲載された柚木タロウさんの読み切り「欲憑き」の続編作品、少し前にパワードで「月夜田定の世界の救い方」という妙な設定で笑えるコメディを描いた志賀伯さんの「ヘブンズドアー」、かわいらしい絵柄が好印象の王女様コメディ「ドクサイ某国プリンセス!」あたりでしょうか。読み切りの中で真っ先に掲載されている「IVUKI」(大田多門)は、ただ一つ絵のレベルがかなり高いんですが、肝心の内容が平凡にすぎます。この中でひとつ選べば、「ドクサイ某国プリンセス!」はもう一度読んでみたいかなと思いました。
と、いうわけで残念ながら新人読み切りの成果は少なかったのですが、実は、今回の誌面で衝撃的な発表がありました。
巻末に、また「ブレイド三国志」の読み切りが載っているんですが、その作中でいきなり発表がありました。「ブレイド三国志」第二幕・2007年夏(少年ガンガン8月号(7/12発売))より連載開始!!
ついに「ブレイド三国志」の本連載化です・・・。
<3・21>
・ガンガン2004年コスプレの悪夢。
今回の記事である「悪魔事典」。これが連載されていた当時のガンガンは、この「悪魔事典」以外のマンガもことごとく平凡化が進んでおり、加えてそんな雑誌を象徴するような様々な珍奇な企画がありました。この「コスプレイベント」もそのひとつです。これは、ガンガンの萌えマンガ3つを選んで、それのコスプレをメイド喫茶で行おうというもので、最近ではアキバ、メイド喫茶の隆盛に伴い、似たような企画は他出版社の作品でも盛んに行われています。しかし、この当時のこのイベントに関しては、あの「悪魔事典」「ながされて藍蘭島」「これがわたしの御主人様」の3つを採用してコスプレ化したということで、路線変更後のガンガンが、美少女系萌えマンガを盛んに推し進めようとしていた象徴とも言えるイベントとなった感がありました。
これが、アニメ化するほどの人気や内容のあるマンガならば分かるんですが、この当時のこの3つの作品、特に「悪魔事典」に関しては、決していい作品ではなかったために、そんな作品をフィーチャーしてのイベントにもかなりの違和感がありました。のちのメイド喫茶で、すでにアニメ化した作品である「まほらば」「ぱにぽに」「ARIA」等のイベントが開催された時には、そんな違和感はなく、むしろ作品に十分な人気が出た後、作品が評価された上でのイベントということで、個人的にも結構嬉しかった記憶があるのですが、このガンガンイベントには、そのような嬉しさは一切感じられず、むしろ「こんなマンガのイベントを開いてくれて本当に申し訳ない」という気持ちでいっぱいでした(笑)。
そういえば、このイベントの前にも、確かゲーマーズで「藍蘭島」と「まほらば」をフィーチャーしたコスプレイベントがあったのですが、これも正直なところ不満で一杯でした。「藍蘭島」と「まほらば」を並べるべきではないと思ったんですよね。作品の内容や方向性がかなり異なりますし、それをどちらも単なる萌えマンガとして採り上げたようなイベントで、同列に扱ってほしくはなかったのです。
<3・18>
・氷川さんの掲示板が面白い。
「ぱにぽに」の作者である氷川へきるさんのサイト「NationalMediaBoys」に設けられた期間限定質問掲示板が面白い。氷川さん本人が読者の質問にあれこれ答えていくという掲示板ですが、こまごまとした質問にいちいち丁寧に答えていく氷川さんの姿勢には感嘆するところがありますね。「ぱにぽに」の細かい謎や設定などの話も面白いんですが、それ以上に興味深いのが、マンガの描き方や創作のあり方、作品の見方などに関する回答ですね。プロのマンガ家がどんなことを考えて作品を製作しているのか、その一端が分かるのは大変興味深い。
中でも面白かったのが、「ギャグマンガの面白さは人によってズレが大きいように思えるが、どんな読者を意識してやっているか」という質問に対する回答でした。それによれば、「ギャグに関しては、自分が面白いと思うこと以外に、他の人と共通の面白いことを探すようにしている」らしく、そのことをまとめて、「『面白い』ってのは感性よりも知識や情報量に基づくものだと思います。」
と回答されている。これが私的に非常に面白かった。今まで、面白さ(特にギャグの面白さ)というものは、どうしても個々人の感性に依存してしまうものだと思っていたので、知識や情報量に基づくと言い切ったこの発言は、大いに考え方を改めさせられました。知識や情報を手に入れることで、新たに面白さを理解できるようにもなる。当たり前と言えば当たり前のことを再確認する契機となりました。
<3・14>
・「精霊の守り人」。
今月のガンガンで連載を開始した、藤原カムイによる新連載で、4月から放映されるアニメのメディアミックス作品でもある「精霊の守り人」。これがかなり面白く、実に好印象でした。このところの藤原カムイさんは、ガンガンの「エデンの戦士たち」が長らく再開されず、ヤングガンガンの「紋章を継ぐ者たちへ」の連載も、今ひとつ盛り上がりに欠ける展開が続いており、正直あまり評価していなかったのですが、この「精霊の守り人」は久々に来ました。
「精霊の守り人」の序盤のストーリーについては、アニメ関連の記事で事前の知識があり、そのために意外性はなかったのですが、それでもかなり内容に引き込まれるところがありました。やはり、藤原カムイのマンガ力には並々ならぬものがあります。物語の世界観・設定に、かつてのカムイさんの長期連載「雷火」あたりと近いところもあるようで、いわば作者の得意分野であることも成功の理由でしょうか。とにかく絵のレベルが相変わらず高かった。作画のレベルでは間違いなくガンガンでトップ。この雰囲気ある作風は、「ロト紋」「エデン」等のドラクエマンガ以上に高年齢向けの印象もあります。ここ最近のガンガンが、メジャー少年誌志向と低年齢化路線を推し進め、そのような作品が大半を占めるようになった中で、久々にこのようなビジュアルのマンガを見たような気がします。これは、久々にガンガンでも高年齢向け、大人向けの連載が期待できるかもしれません。
ところで、今日カムイさんのサイトに久々にアクセスしたのですが、そこでの掲示板の書き込みによると、「エデン」を再開する意志はいまだあるとのこと。自身の手で一旦打ち切って、心機一転して再開する予定が、出版社側の都合で他の連載を優先させられることとなり、再開できずにいるというのが真相らしいですね。「精霊の守り人」終了後に再開する心づもりがあるらしいので、こちらも期待できるかもしれません。
藤原カムイ公式サイト「KAMUI'S NOTE」
「精霊の守り人」アニメ公式サイト
<3・11>
・スクエニ発4コマについて。
このところのスクエニ系マンガの目立つ成果として、「4コママンガに当たりが多い」というものがあります。
実は、4コママンガを扱うサイトを巡っていて、「2006年の私的4コマベスト10」といった趣旨の企画をいくつか目にしました。その中で、意外にもスクエニ系の4コマが入っていることが多かったのです。
具体的には、ガンガンパワードの「勤しめ!仁岡先生」、ガンガンWINGの「ちょこっとヒメ」、ヤングガンガンの「WORKING!!」ですね。広義のスクエニ系である一迅社も含めれば、結城心一の「まとちゃん」あたりもかなりの良作ですね。ガンガン系雑誌は、そもそも4コママンガにそれほど力を入れているわけではなく、ひとつの雑誌にせいぜい1つか、あっても2つくらいしかありません。そんな中で、これだけの良作が出ているというのは、実にかなりの成果ではないでしょうか。特に、「勤しめ!仁岡先生」と「ちょこっとヒメ」は、2006年に入ってから人気を得た作品で、今でも相当な勢いがあります。一方で「WORKING!!」は、それ以前からすでに人気のあった作品ですが、最近でも面白さは衰えておらず、最新単行本の3巻でも大きな評判を呼んでいます。4コマ作品の数自体は少ないが、ひとつひとつがかなりの良作に仕上がっている。上記3つの人気4コマだけで、ひとつの販促小冊子なんかが作れそうです。雑誌の枠を超えて、そういった4コマを集めた企画を立てて見るのも面白いのではないでしょうか。
個人的には、これに加えて、あのGファンタジーの「うたた日和」があれば最高だったんですが。このマンガ、短期連載で好評後、本連載の予定だったのが、どういうわけか中止になってしまったんですねえ(作者の体調不良という話があるみたいです)。上記のパワード・WING・ヤンガンの人気連載に加え、Gファンタジーでもこの人気4コマが連載できれば、(ガンガンをのぞく)すべてのスクエニ雑誌で、4コマの良作を輩出できて面白かったんですが。
2006年の4コマ単行本マイベスト10(よつぎりポテト)
4コマ紹介第014回(4コマ紹介所)
<3・7>
・新書版とB6版(前前々回の続き)。
今回は、3回前の日記で語った新書版とB6版の話の続きです。
比較のために、新書版の「夏のあらし!」と同日に買ったB6版の「天正やおよろず」を並べてみました。さて、この「新書版」と「B6版」。わたしは、少なくともスクエニ系コミックに関しては、すべてB6版で出してほしいと思っています。今現在、スクエニで新書版で出しているのはガンガンコミックスのみ。あとはすべてB6版です。ならば、ガンガンコミックスもB6版で出したらどうか。
このところ、わたしは、ガンガンコミックスよりもWING・Gファンタジー・ヤングガンガンコミックスの方をよく買っていますし、他出版社のコミックスも買うのはB6版が大半です。つまり、B6版コミックスに完全に慣れてしまい、こちらの方がよくなってしまいました。
また、個人的なことは抜きにしても、B6版コミックスの方が良質で読みやすいことは間違いありません。一回り画像が大きいですし、紙質もよい。これはかなり大きい点で、コアなマンガ読みの人であればあるほど、これを重視する人は多いはずです。もちろん、価格が高いというのは欠点かもしれません。新書版が410円であるのに対して、B6版は580円前後。安いものでも500円か530円程度はします。一冊あたり最低でも100円〜150円以上高い計算になります。しかし、わたしは、この程度の価格なら多少高くてもさほど問題ないと考えています。もっとも、わたしの場合、まがりなりにも社会人でマンガを購入する資金に余裕があるために、B6版の値段でも困らないからそう思っているのかもしれません。逆に、学生さんの読者の方では、安い新書版の方がいいという方は多いかもしれませんね。
ここに来ておられる皆さんはどうですか?
<3・4>
・「とある科学の超電磁砲(レールガン)」
ガンガンで新連載が予定されている「とある魔術の禁書目録」のコミック化作品。これは、同時に電撃系雑誌でも同一作品のコミック化を行うという、「ダブルコミック化」を最大の売りとしています。で、先日、2月21日発売の電撃大王で、そのもうひとつのコミック化作品である「とある科学の超電磁砲(レールガン)」の連載が始まりました。で、早速この作品をチェックしてみたところ、これが予想以上に面白かった。作者は、冬川基さんという新人の方らしいのですが・・・それが今月の電撃大王の中でも一、二を争うくらいに面白かった。
とにかく、いい意味で少年マンガ的な作風が顕著に出ていて、読んでいて気持ちが良かった。もっとも、第1話のストーリーは、ほとんど原作の基本的な設定の説明と、あとはキャラクターの顔見せ程度の内容だったのですが、それでも圧倒的に楽しく読めたのは、いい意味で少年マンガ的楽しさが出ていたことと、そしてもうひとつ、とにかく絵がもの凄く良かったからですね。
とにかく絵がうまかった。原作の絵のイメージをよく再現しており、キャラクターがよく立っている上に、背景の作画もよい。作品の肝である戦闘シーンの作画も非常に良好。電撃大王の連載の中でも、かなりうまい部類に入りますし、しかも新人の作品であることを考慮すれば、実に良くやっています。これは大王でかなり楽しみな連載が出てきました。ガンガンの方の連載も、これだけ面白ければいい、なあ・・・。予告絵も見る分には、こちらもいい線行っているように見えるんですけど。
<2・28>
・「まりあ†ほりっく」
今月は、かなり面白いマンガが他にも色々と出たんですが、このマンガのおかげで少々影が薄くなってしまいました。昔の日記で、コミックアライブ創刊時にもちょっと紹介したんですが、これは遠藤海成のアライブでの新連載です。雑誌掲載時にも一応追いかけていたんですが、改めて単行本で読んでみるとまたものすごく面白かった。
コミックアライブの連載マンガの中でも異彩を放っているこのマンガ。内容的には、「マリア様がみてる」をネタにしたような学園百合ネタマンガで、とにかく黒い、腹黒い、ドス黒いギャグが最高に面白い。遠藤海成節炸裂というか、このマンガでも「破天荒遊戯」で見せた悪ノリは健在でした。
そして、女装ドS少年(表紙の帯より)の鞠也が最高に面白かった。女装美少年は最近の萌えの定番ですが、ここまで性格の黒いキャラクターは素晴らしい。相反する外見の可愛らしさも異様。このマンガで唯一の男性キャラなのに、どう見ても一番かわいい。さすが、男でコミックアライブの表紙を飾っただけはあります。で、ここまで黒いギャグとひねくれた萌えに満ちた作品ではありますが、それでもシリアスな部分もあり、なかなか読み応えのある話もあります。実はきっちりとした内容で読ませる作品でもありますね。そういった点もまた魅力でしょう。
それにしても今月は、同時期に買ったコミックスも、よりまじめな面白さを持つマンガが多かったのですが、これのあまりな内容の前に吹き飛んでしまいました。
<2・25>
・「夏のあらし」は新書版で発売。
先日より、ガンガンWINGで連載されている小林尽の「夏のあらし!」。このマンガのコミックスが、今月27日に発売されます。ガンガンWING連載のコミックスなので、ガンガンWINGコミックスとしての発売なのですが、にもかかわらず新書版での発売なのです。新書版とは、ガンガンWINGコミックスではなく、ガンガンコミックスと同じサイズで、あるいはメジャー出版社のジャンプ・マガジン・サンデーコミックスと同じサイズです。価格は410円でほぼ固定。対して、ガンガンWINGコミックスは、これは新書版より一回り大きいB6版での発売です。WINGだけでなく、Gファンタジー・ヤングガンガンコミックスも同じB6版。価格は、出版社や雑誌によって幅がありますが、大体530円〜630円程度でしょうか。ガンガン系だと、ヤングガンガンだけが530円で、他は580円です。
で、なぜ「夏のあらし!」は新書版での発売なのか。これは、作者の小林尽が、週刊少年マガジンでの連載作家ということで、そちらの読者に合わせた可能性が高いと言えます。一方で、WING読者であるわたしのような者にとっては、他のWINGコミックスと大きさが合わないので、本棚に並べにくく、少々不満でもあります。「一体誰に向けてコミックスを出しているのか」と思いますし、これは少々疑問ですね。やはりメジャー系読者の力と数にはかなわないということか? しかし、いくらなんでもそんな配慮までしなくてもいいと思うんですが・・・。
とらのあな・「夏のあらし!」1巻発売記念サイン入特製イラストカードプレゼント(とらのあな)
<2・21>
・ルミナスアーク終了。
先日から少しずつ進めていたルミナスアーク。ようやくクリアしました。
残念ながら、期待していたほどの完成度ではなかったですね。本当はもっと早く終えることも出来たんですが、あまりゲームにのれないでいたので、ここまで時間がかかってしまいました。普通の人なら、20時間くらいで一周終わるのではないでしょうか。全体的にあまり特徴がないというか、ごく普通のシミュレーションRPGでした。それでいて、少々作りこみが大雑把というか、今ひとつきっちりしたゲーム性には至っていないようです。
とにかく経験値を稼ぎ放題で、レベルを際限なく上げられる点が問題でした。そういうゲームは他にも珍しくないはずですが、このゲームの場合、それが悪い方向にしか働いていないようで、攻略が大雑把でアバウトなものになりがちです。これで難易度も大きく低下しています。加えて「レベルが上がるとHP/MPが全快する」というシステムが、さらに難易度を下げる働きをしています。いや、個人的にはこれ結構好きなんですけどね。ピンチのキャラクターが一瞬で態勢を立て直せるのはひどく爽快です。しかし、ゲームバランス的にはやはりどうかとも思ってしまう。このふたつをのぞいては、実はかなりうまく作ってあるところもあります。キャラクター性能の特徴づけがよく出来ていて、それぞれのキャラクターに使い道があるし(本当に使えないのは2、3人だけ。そういう点ではよく出来ている)、なにげに後半、終盤ともなると、敵の攻撃力がひどく上がってきて、かなり厳しいダメージを与えてきます。特に魔法攻撃のダメージは相当なもので、2〜3回当たればほとんど死亡確定、ユニットが固まっていると範囲魔法で一気に3、4人死ぬことも珍しくないです。
これだけ厳しい点があるわけだから、これでレベル上げに制限があって、「レベルアップでHP/MPが全快」というシステムがなければ、実はかなり厳しめのバランスでいいゲームになっていた可能性もあります。そういう点では惜しいですねえ。あとは、ストーリーがあまりにも平凡で、一昔前の勧善懲悪ストーリー以外の何者でもないのも物足りなかったですね。一本道で分岐もないし。キャラクターはやたらよく出来ていて、キャラゲー(オタクゲー)としては素晴らしいんですが(笑)、それ以外の点ではごくオーソドックスなゲームでしたね。DSで出したという意味はあまりなかったかも。
ただ、個人的にはこのゲームはかなり気に入ってますし、ネットの評判に頼らずに、自身で情報を見つけて買おうと思って買ったゲームなので、後悔はしてないです。
<2・18>
今回でマンガ大賞の記事はひとまず終わりです。これ以降の賞はつい最近のものになりますし、受賞者のその後の結果も、判断するには早い時期です。最新のマンガ大賞は第9回ですが、これが第12回くらいになったらもう一回追加の記事を書こうと思います。
・「ひだまりスケッチ」のアニメは素晴らしい良作。
一月に始まった冬の新番組アニメから、「Venus Versus Virus」と「ひだまりスケッチ」の2本を見ています。普段あまりアニメを見ないんですが、この2本は原作を読んでいることで興味があり、しかも幸いにも両方ともBS-iで放映するため、地方であまりアニメが映らないこちらでも見られるということで、楽しみにしていました。で、実際に見たところ、「Venus Versus Virus」の方は今ひとつの出来だと思うんですが、一方で「ひだまりスケッチ」の方はすごく良い。あの「ぱにぽにだっしゅ!」のスタッフが制作しており、随所に見られる小ネタや頻繁に入ってくるカットイン、実写を取り込んだ小物などの演出が、今回もまた面白いです。しかも、そんな演出が大量に詰め込んであった「ぱにぽにだっしゅ!」の時と比べると、演出の度合いが割と控えめで、「ひだまりスケッチ」の穏やかな雰囲気とバランスが取れているのもよいです。ハイテンションな演出で笑いつつも、その一方でのんびりとした雰囲気に浸って楽しむことが出来る。とりたてて大きなストーリーのない典型的な「ゆる萌え」系の原作ですが、アニメでそこに「だっしゅ!」スタッフの細かな演出が適度に入ることで、毎回退屈せずに最後まで楽しむことが出来ますね。
しかし、これだけの良作でありながら、昨今のアニメの例に洩れず、残念ながらわずか12話で終わってしまうんですね。12話で終わらせてしまうには、何とも惜しい作品です。
「ひだまりスケッチ」アニメ公式ページ
原作者・蒼樹うめさんのサイト「apricot+」
<2・14>
・「ゆーあい☆エトランゼ」とコミックシード!。
わたしは、普段はあらかじめ買う予定のマンガだけを買うのですが、ちょっと前に出た「ゆーあい☆エトランゼ」(晴瀬ひろき)、これは久々に店頭で見て買いました。というか、ほとんど表紙買い。こういうタイトルのマンガが出ていることは知っていたのですが、買う予定まではなかった。実は、店頭で表紙を見ているうちに、「あれ?この絵どこかで見たことあるな」と思って、じっと凝視したのです。そして、「あ、これシルフで『リリアとトレイズ』描いてる人だ!」とその時点でようやく気づいた。で、即購入。一カ月ほど前の日記(12月17日付けの日記)で、「もうこの絵だけでコミックスが出たら買ってしまいそうです」などと書いているんですが、本当にそれを実現してしまいました(笑)。
とにかく絵がいい。もう私的には最高にツボにはまりました。もうカザマアヤミさんレベルの気に入りようです。そして内容的にもツボ。ストーリーマンガですが、何か萌え系4コマ的なイメージの作品で(元々4コマだったらしいですが)、ほのぼのとしまくってて癒されます。SF的な要素がたくさん入っているのもかなり気に入りました。
さて、このマンガは、あのWebコミック誌である「コミックシード!」の連載マンガです。この「コミックシード!」、かつてはぺんぎん書房から配信されていたんですが、そこの破産により2005年11月に休刊を余儀なくされました。しかし、その数カ月後に双葉社が新創刊することを決定し、2006年4月より再開されました。しかし、休刊前の連載はほとんど残っておらず、一部は他誌に移転して連載したり、他出版社でコミックスが発売されたりしています。REXで再開された「私立彩陵高校超能力部」などはその代表です。
しかし、この「ゆーあい☆エトランゼ」は、休刊前の連載で、復刊後に同誌で連載再開できた数少ない作品らしいのです。これは非常に幸運だったと言えるでしょう。今では雑誌内でもかなりの人気作として扱われており、今後も期待できますね。シルフの連載ともども、これからはチェックしていきたいところです。COMIC SEED!
晴瀬ひろきさんのサイト「キラクナデイズ」
<2・11>
・ルミナスアークやってます。
先日、無事にDSLiteを購入できましたので、かねてよりの予定だったルミナスアークをやってます。ちゃんと予約特典の設定資料集(「Louminous Works」)つきのを手に入れました。これは中々良かった。ただ、肝心のゲーム本編は、この週末仕事がちょっと大変だったので、ちょっとしか進んでません。仕事以外にも、ガンガンとREXも読まないといけないし、サイトの更新も・・・ということで、そうまとまった時間は取れないので、少しずつ進めていくとします。ざっとプレイした印象ですが、予想したとおり(前の日記にも書いたとおり)かなり普通のタクティクス系シミュレーションRPGですね。この手のゲームは、どんなゲームでもそれなりに遊べてしまうので(マップ戦闘というだけでそれなりの戦略性は出る)、今のところ中々楽しく遊ばせてもらってます。ただ、期待していたタッチペン&2画面の操作は、それほどでもなく、むしろ使いにくいです。DSで画面が小さい上に、高低差のあるマップで目的の地点をタッチすることがひどく難しく、間違って味方を攻撃してしまうことさえある。また、肝心のコマンド体系がとても煩わしい作りなので、こちらでもタッチペンによる感覚的なプレイが実現出来ない。これはかなり期待はずれでした。
あと、個人的に、久々に携帯ゲーム機でゲームをやったわけですが、「やっぱり慣れないな」という印象はありますね。画面が小さいのとサウンドが貧弱なのは、とにかくストレスが溜まります。脳トレのようなゲームなら携帯の方がむしろいいのかもしれないが、こういうマップ画面にぎっしりとユニットが詰まったシミュレーションRPG(それもクオータービュー)では、プレイ自体がちまちましてて非常につらい。こういうコアゲーマー向けのゲームがDSで出るのは嬉しいんですが、もうちょっと遊びやすくならないかな、と思いますね。グラフィック性能の高いPSPだと、このあたりまた変わるのかな。
<2・7>
・「おまもりひまり」とドラゴンエイジ。
来ましたよ、このマンガ。半年くらい前に連載が始まった時から、コミックスの発売を心待ちにしていました。
なんといっても、エロマンガ界最高の萌え作家・的良みらんの初一般作品です。ドラゴンエイジでも、あの「かりん」の次くらいに人気があるようで、なにより。
元々、エロマンガ時代にもエロ薄めで萌え中心な作家だったので、一般誌でもあまり作風が変わっていません。とにかくライト感覚の萌え全開。同じドラゴンエイジの連載で、一月ほど前に紹介した「ピクシーゲイル」は、どちらかと言えば内容に惹かれて読んでいるんですが、こちらのマンガはもう萌えを求めまくりです(笑)。このサイトで扱ってるガンガン系で言えば、藍蘭島あたりと比較的作風は近いかな。
ただし、こちらの方がマンガ力は断然上ですね。実は萌え以外でもかなり面白い。キャラクターの表情が多彩で、そのあたりの描写力には見るべきものがあるし、美少女が刀を振るって妖怪退治をするストーリーも面白い。なるほど、ドラゴンエイジで人気出るのも分かるというものです。この「ドラゴンエイジ」という雑誌、かつて「月刊コミックドラゴン」と「月刊ドラゴンジュニア」が合併してできた頃は、さほど注目していなかったんですが、最近になって「実はかなりいい線いってるのでは」と思えるようになりました。ヤングガンガンと同様なWebコミックからの起用の新連載を始め(「おたくの娘さん」)、同じく少し前に始まった「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」のコミカライズもいい。このふたつも含め、最近は意欲的な新連載が多数見られ、かなり活気があるように感じます。
ドラゴンエイジ公式サイト内・作品紹介ページ
的良みらん公式サイト「超電磁少女研」
<2・4>
何かあっさりとDSLiteを手に入れることが出来ました。いつも行く地元の大型書店(ゲームやCD・DVDショップも兼ねた複合大型店)に行くと、「在庫あります」という貼り紙があったので、「あれ?」と思ってレジに行くとあっさり購入できました。前日までは確かになかったので、本当に意外。入荷するタイミング次第では、簡単に手に入るのかも。まあ、何はともあれ嬉しい。
・今一度「ブレイド三国志」を批判する。
今月のガンガンWINGは、いつになく厚い誌面で、中々に読み応えがありました。しかし、その中の「ブレイド三国志」の外伝は、相変わらずいただけませんでした。というか、今回が一番ひどい。あまりにもふざけすぎです。ガンガンWINGが厚かったのは嬉しいのですが、その中で「ブレイド三国志」が60ページ以上も占めているとなると、素直には喜べません。内容は内容でまったくつまらないのですが、今回さらに気になったのが、作中の阿斗(劉禅)の説明文ですね。「劉備が創り孔明が守った蜀を一瞬で滅ぼしたダメ君主」とあります。これに対して激しい違和感を覚えた。
劉禅は、劉備の後を継いで蜀(蜀漢)の君主になった人ですが、彼の三国志(この場合は通俗小説の「三国志演義」)での描写は、確かに暗愚そのままであり、「ダメ君主」という表現も適切ではあります。ただ、実際にどうだったかは評価が分かれるところであり、正史(歴史書)である「三国志」ではさほど悪い評価でもなかったりします。
ここで問題なのは、「蜀を一瞬で滅ぼした」という記述なのです。まず、この劉禅の君主としての在位期間は、223年〜263年と長く、実に41年に渡っています。さらに、補佐役である孔明が死んだのは234年です。つまり、孔明が死ぬ前の在位期間よりも、孔明が死んだ後の在位期間のほうが、はるかに長い。この事実から考えて、「孔明が守った蜀を一瞬で滅ぼした」というマンガ内の記述には、明らかに大きな疑問があります。むしろ、この長い在位期間において、割と平穏に国をまとめていたという評価も多く、実際の歴史ではかならずしも悪い評価ではありません。とはいえ、ほとんどの三国志もの作品は、実際の歴史からは大幅なアレンジが加えられた「三国志演義」の方をモチーフにしているわけで、そう考えると、やはり劉禅が暗愚であるというこのマンガの扱いも間違ってはいません。というか、これだけならむしろ自然です。もし、実際の歴史(正史)の方を重視するのなら、劉備や孔明のような主要キャラクターも、大きくその像が変わってしまいますしね。
ただ、それでもなお、この「蜀を一瞬で滅ぼした」という箇所だけは、やはり相当な違和感が残ります。「三国志演義」は、確かに細部では大幅なアレンジがありますが、大きな歴史的事実や歴史の流れについては、歴史書の時代考証をよく取り入れており、劉禅の在位期間や蜀の滅亡の時期なども、実際の歴史とは変わらないのです。つまり、「蜀を一瞬で滅ぼした」という記述は、「演義」でも「正史」でも、どちらでも誤りであることは変わらないわけです。
結局のところ、この「蜀を一瞬で滅ぼした」という記述は、どう解釈しても原作者の三国志知識の不備である点は否めないでしょう。というか、「蜀を一瞬で滅ぼした」なる記述は、三国志をよく知っているマニアであればあるほど、相当に強い違和感を持つはずです。このマンガ、全体的な内容のつまらなさのみならず、このような三国志に対する記述でもかなりの問題があるような気がします。
個人的には、阿斗(劉禅)と共に紹介された、張松や糜芳の説明にもかなりの違和感が・・・(特に張松)。
蜀漢の滅亡 (1)劉禅はバカ殿だったのか?(歴史ぱびりおん)
劉禅〜「楽」の人〜
ギザギザハートの鎮魂歌(レクイエム)〜劉禅論〜
劉禅 明暗不詳の二代目(各駅亭舎・本陣)
<1・31>
・「ルミナスアーク」。
ヤングガンガンの最新号(3号)の表紙折り返しに、このゲームの広告が載っていてちょっと驚き。
2月8日発売予定のこのゲーム、ニンテンドーDSで発売されるシミュレーションRPGで、見たところ「タクティクスオウガ+サモンナイト」な感じのゲームみたいです。ざっと情報をチェックしたところ、さほど目新しいシステムとかはなさそうなんですが、ニンテンドーDSでこういうタイプのゲームが出てくるというので、個人的にはかなり注目してます。先日更新したファイナルファンタジー12は、本格RPGながら、比較的一般性の高い、ケレン味のない設定のゲームだったと思うんですが、こちらはもうケレン味の固まりというか、ケレン味しかないような素晴らしいゲームです(笑)。一般性の高いゲームもそれはそれで好感度が高いんですが、しかしそういうゲームを長く続けていると、今度はこういうオタ・・・もといコアゲーマー向けのゲームをやりたくなってくるんですよ。これはニンテンドーDSでは要チェックのゲームに違いない。
出来れば買ってみてプレイしてもいいかな、くらいには考えているんですが、今のわたしにとって最大の問題は、「一体どうやってニンテンドーDS本体を手に入れるのか?」ということですね。
ところで、ヤングガンガンについてですが、こういうゲームの広告が載るくらいなんだから、巻頭の特集や企画ページも、こういう内容を扱ったページにすればよいと思うんですよ。というか、グラビアは本気でやめてほしいところ。いつまでグラビアを続けるのか知りませんが、ヤングガンガンの読者の一体どれだけの人がそれを見るというのか。巻頭に「BAMBOO BLADE」や「咲 -saki-」や「すもももももも」が載る雑誌なんだから、雑誌内の企画ページもオタ・・・もといコアな読者に合ったものにすべきではないでしょうか。「ルミナスアーク」公式サイト(結構重いので注意。音楽もかかります。)
<1・28>
・「ぱれっと」が早くも月刊化。
先日9月に創刊された一迅社の4コマ誌「まんが4コマKINGSぱれっと」。これが、1月25日発売の創刊3号から早々と月刊化が決まりました。最初からこの業界(オタク業界)ではかなり注目度の高かったこの雑誌ですが、それにしてもここまで早く月刊化するとは。また定期購読する雑誌が増えそうです。それにしても、ここ最近の一迅社は、「REX」に「ぱれっと」と、どれも非常に好調です。REXは、昨今の雑誌創刊ラッシュの中でも、一歩抜け出したところがありますし、この「ぱれっと」ものっけからいいスタートダッシュを切りました。今年赤字に陥ったマッグガーデンとは対照的で、ここに来てエニックスから分かれた2出版社の明暗が完全に分かれたように思います。元から一迅社の方が堅実なマンガ作りを行っている印象がありましたが、それにしてもここまで差がつくとは。個人的には、今の一迅社のコミックは、本家スクエニを上回っているところもあるように思います。
さて、この「ぱれっと」ですが、湖西晶や結城心一、荒井チェリーらの看板作家たちと共に、個人的に注目しているのが三ツ雪柚菜さんと森圭治さんです。三ツ雪柚菜さんの作品「すこあら!」はゲームネタがふんだんに入っていて個人的にはかなりツボ。「ゲームをしないなんて人生の10割損してるよ!」という主人公に非常に好感が持てます(笑)。森圭治さんの作品「こまらぶ」は、ネタ的にはかなりアレなんですが(笑)、やたら絵がかわいい。「主人公の女の子が萌えキャラを目指す」という話ですが、そのままでも十分萌えます。この方のメッセージシートをもらうために、わざわざぱれっと2号をとらのあなで買いました。
一迅社公式サイト
三ツ雪柚菜さんのサイト「Piece Kraft」
森圭治さんのサイト「pinkish berry」(18禁注意)
<1・24>
・今回は良い話題を。
前回の日記は、決して良くない話題でしたので、今回はちょっと良い話を。
先月の日記でも書きましたが、ガンガンWINGで先日終了した「天正やおよろず」の作者・稀捺かのとさんのサイト、そこのウェブログで、担当さんとアシスタントさん方と連載お疲れ様のお食事会をしたという話題がありました。で、その様子がとても微笑ましい。5年間連載を続けてきて、最後にこういう形で終われるというのは、作者にとっては最良の喜びでしょう。前回の日記では、綱島さんのジンキがああいった形で打ち切られてしまい、それを知ったわたしの方もかなり落ち込んでいたのですが、こちらの方で、それとは正反対の終わり方をした話を見て、なんだかわたしまで癒されたような気がします。ガンガンWINGは、かつてのブレイドお家騒動において、主要作家のほとんどが抜けてしまい、稀捺さんの連載は急遽その穴埋めとして始まったのですが、こちらは最後まで円満に連載を続けることが出来たようです。これはあまりにも対照的な結果ですね。お家騒動以後のWINGは、かならずしも以前ほどの売り上げを確保できておらず、部数もかなり低目で推移しているようですが、このような良好な作家との関係を続けている限りは、これからも安心して読み続けていけるのではないか。そんなことを考えてしまいました。
稀捺かのとさんのブログ(該当する日記は1月13日にあります)
稀捺かのとさんのサイト「チョコモ」
<1・21>
・ブレイドで「ジンキ・エクステンド」連載打ち切り。
もうネット上で既報が出回っているので、多くの方が知っておられると思いますが、改めてここで書きます。
作者の綱島志朗さんの個人サイトの日記、それも15日付けの書き込みで、「ジンキ・エクステンド」のブレイドでの打ち切りが告知されました。そこでの日記によれば、「打ち切りの理由は山のようにあるが、しいてひとつ挙げれば『この雑誌でのメカにキャラクターとしての人権はない』とはっきり言われたこと」だとあります。
この事実もかなり衝撃で、多くの方がこのことに触れておられるようですが、個人的にはもうひとつ、この日記内での、「編集側も売るための雑誌作りをしてる事も重々承知でした
ですがいつかわかってくれるものと信じていままでやってきたつもりです」というくだりが最も気になりました。
どんな雑誌でも、多かれ少なかれある程度は売るための雑誌作りはしているとは思いますが、しかし、このブレイドという雑誌は、確かにその傾向が非常に強く出た雑誌であると思います。そして、その雑誌作りの影響を最も強く受けたのが、綱島さんの「ジンキ」だったのではないかと。
「ジンキ」は、元々はガンガンWINGでの連載ですが、その当時の内容は、ベネズエラの山奥を舞台に、日々地道な仕事に勤しむクルーたちの姿が印象的で、ヒーロー物や戦争物のロボット作品とは一線を画する、「渋さ」や「泥臭さ」も目立つものだったと思います。単行本の表紙こそ女の子ですが、内容ではそこまで美少女が目立つようなものではなく、むしろ男性キャラクター(それも年配のオヤジキャラクター)の存在感も十分にありました。
それが、お家騒動でブレイドに移ってからは、なぜかそれまでのストーリーを中断し、「エクステンド」とタイトルも変えて、東京を舞台にしたロボットバトルが中心のストーリーになり、美少女キャラクターもやたら強調されたものになってしまい、随分とベタなロボット+美少女ものになってしまいました。それまでのストーリーを中断してまで、人気取りとも言えるベタな内容に変え、それを推し進めていった。このあたりに、ブレイドという雑誌の作品作りの方向性が露骨に表れているのではないか。そして、この「エクステンド」は、かつての「ジンキ」ほどには面白くなくなってしまった感は否定できません。最近になって「ミッシング・リンク編」と称し、かつての「ジンキ」時代のストーリーを語る内容になりましたが、こちらの方がやはり面白いですね。しかし、これから面白くなるという矢先に、今いきなりの中断です。それも編集者との確執という最悪に近い理由での中断です。せめて、どこかの雑誌で拾ってくれればよいのですが・・・。
綱島志朗さんの日記(綱島志朗のケツバット祭り(作者の個人サイト))
ジンキ・エクステンド公式サイト
<1・17>
・今月のガンガンの読み切り。
今月のガンガンには、珍しく読み切りが5本もあります。しかし、その5本のうち、いくつかの読み切りが大問題でした。まず、先日のマンガ大賞で特別大賞を受賞した「オリーブとデイジー」。これは決して悪いマンガではありません。あと、ガンガンパワードからの「勤しめ!仁岡先生」の出張掲載 も、割と良かったです。問題なのは、残りの3つ。
まず、ヤングガンガンからの「黒神」の出張掲載。これはかなり違和感がありました。ガンガンの増刊であるパワードからの出張掲載なら分かるのですが、青年誌であるヤングガンガンからの出張掲載は、明らかにガンガンとのカラーに合っておらず、誌面の中でかなりの違和感を発していました。ガンガンは、低年齢向けを目指しているのではないのか? 内容自体は悪いものではないですが、明らかに青年誌寄りのカラーなので、これを今のガンガンで掲載する意図が判然としませんでした。これがかつてのガンガンや、あるいはWINGやGファンタジーでの掲載ならば、さほど違和感はないとも思いますが・・・。
次に、「ヴァルキリープロファイル2」のゲームアンソロジー。なんらかの代理原稿ではないかとも考えられますが、正直、単なるゲームコミック、それもゲームプレイヤー向けのアンソロジーをガンガンで安易に掲載しても意味は薄いのではないでしょうか。むしろ、多くの読者にとっては、いきなりこんなマンガが載っていては、安易なページ稼ぎにしか感じられず、がっかりするのでは? 先日も「テイルズオブジアビス」のアンソロジーが載っていました。これが、ドラクエ4コマあたりならば、かつてのガンガンの定番連載だし、掲載も話は分かりますが、このようなガンガン読者とは縁の薄いゲームのアンソロジーを載せるのは疑問です
そして極めつけが、「ごっこブラザーズ」(まつしん)とかいう読み切り。これはひどい。まさに地獄ゆき・堀田和哉の再来です。とにかくあらゆる意味で地獄・堀田作品に酷似しており、
と、よくここまで地獄・堀田に似た作品を掲載できるものです。やはり、担当編集者は同じなのでしょうか。同じようなマンガを描く作者を、後から後から連れてくる新人発掘能力には驚嘆します(笑)。出来れば、その能力をもっと別の優れた新人に向けてほしいものです
- 徹底的に下品で低俗な内容。
- 低すぎる絵のレベル。
- 安易に流行りものをネタにする姿勢。
- 編集者の悪ノリに満ちた煽り文の存在。
<1・14>
前回の日記で書いたゲーム(FF12)の更新は、次回以降に回します。もう発売されてかなり時期が経ったゲームですし、いまさら急ぐ必要もないかな、と思いました。
というか、今回の「ひぐらし 暇潰し編」の更新は、本当は年末あたりにやりたかったのに、他の更新のために出来なかったのです。こんな風に、「既に文章は書いているが更新でアップロードしていない」記事が、常にストックされているので、優先的に出さないといけません。
・どうやっても入りません。
さて、今回の更新で扱った「暇潰し編」で、「ひぐらしのなく頃に」の問題編のコミック化はすべて終了しました。で、その全巻を購入した方に対する応募者全員サービスとして、「出題編コミックス完全収納ボックス」というアイテムの企画があり、例によってわたしもこれに応募し、先日無事に届きました(←画像)。
で、今回の「暇潰し編」コミックス2巻の発売で、すべての出題編のコミックスが揃ったので、早速この「完全収納ボックス」に入れてみました。しかし・・・。実は、これがどう考えても入らないのです。無理に入れようとするとコミックスが潰れそうになるし、いやいや、最初からどう無理をしたところで絶対に入りそうにない。これは明らかな設計ミスではないのか!
この「出題編」のコミックス、「暇潰し編」はそうでもないですが、それ以外の三編のコミックスの第2巻が非常に厚く、特に「綿流し編」と「祟殺し編」の第2巻の厚さは異様です。どうもこのあたりの厚さがボックスの設計者には想定外で、大きさをミスったのではないか?と推測できます。しかし、こんな簡単なミスをしては良くないでしょう。というか、こういうものは、最初からある程度余裕を持って大きさを設計するべきでは? それともうひとつ、出来れば出題編の1巻発売時に企画された応募者全員サービス「猫殺し編」の冊子も、同時に収納できるようにすべきだったのではないでしょうか。こちらは、そもそも版型が通常のコミックスとは異なるので、今の収納ボックスの大きさでは入りません。このあたりも考えてほしかったなあ。
<1・10>
・FF12もこれで終わりか。
10月くらいから、かれこれ250時間近くプレイしてきたFF12ですが、ようやくほとんどのイベントが終わってきました。
あと、まだハントカタログ(モンスター図鑑)が埋まっていなかったり、一部イベント条件を満たしていなかったりしますが、さすがにこれ以上はきりがなさそう。もう一度最初からやらないとコンプリートは無理のような気がするし、このあたりが潮時かな。
- モブ(依頼を受けて討伐するボスモンスター)はすべて討伐した。
- 召喚獣はすべて手に入れた。
- ヤズマットも倒した。
- オメガも倒した。
- サブイベントはほとんどやった。
- 行ける所は全部行った。
実は、昨日はヤズマット(最強の敵)を倒すのに6時間もかかってしまい、激闘が深夜まで及び、どうしても更新が出来ませんでした。通例、更新の時はゲームを中断するんですが、昨日はバトルの最中なのでどうしても途中でやめることができなかった。最後の最後で大苦戦して、予定時間よりも2時間くらい多くかかってしまったのも原因。まあ、それでも最初の挑戦でそのまま倒せたから良かったかも。最後で死にそうになった時は非常にあせりましたが。このゲーム、最初のうちはあまり熱中しなかったんですが、ゲーム中盤で自由度が高くなったあたりから、やたら面白くなってきました。ゲームの中で、メインストーリーが占める割合が2、3割程度で、サブイベントやサブシナリオ、クリアとは関係ない場所(ダンジョン)やボスの方が7、8割と、あまり日本のRPGでは見られないスタイルなのが良かった。次回の更新は久々にゲームのページをやるかな。
<1・7>
・やっぱり面白いと思うんだけどなあ。「ピクシーゲイル」。
先月はコミックスをたくさん買いまくったのですが、この「ピクシーゲイル」は、同月にコミックスの1巻・2巻が続けて発売されましたので、2冊とも購入。その分コミックスの1冊がかなり薄いのが残念でありますが・・・。作者は宮下未紀さんで、かつて「ピクシーゲイル」の連載誌であるドラゴンエイジで「まぶらほ」のコミック化作品を連載していましたが、これは読んだことないです。それ以外に短編集である「秋葉原いちまんちゃんねる」というコミックスも出ていますが、これも読んだことない。掲示板からの情報だと、このふたつはさほど面白くないらしいのですが、この「ピクシーゲイル」は面白いと思うのですよ。マンガのレビューサイトでもあんまり反応ないんですけどね。
見た目のかわいさとは裏腹に、相当に暗くてダークな話です。ストーリーの進みも遅く、暗く静かな心理描写で構成される作品なので、好みが割れるでしょう。ひどく明確な悪意の描写も散見されるので、見た目よりはるかにえげつない話ですね。こういう話をさらっと描けるというのは中々すごいことではないかと思います。いや、作者が本当にさらっと描いてるのか、それとも悩んで描いてるのかは知らないけど(笑)。しかし、個人的にはこういう人間のネガティブな面を突いた話は非常に好み。
連載誌のドラゴンエイジの中でも、先月では表紙になるなど、中々の扱いのようですが、しかし、こういうダークでストーリーの進みも遅い話は、あんまり受けないとは思いますね。マンガ系サイトでもさほど反応ないですし。とはいえ、過去にかなり長い間休載していて、もう連載は再開しないのかと思っていたくらいだったので、連載復帰できただけでもありがたいのかもしれない。ともあれ、エイジの中では異色に近い作品だと思うので、これからも追いかけていきたいところ。
宮下未紀さんのサイト「共月亭」
富士見書房サイト内・作品紹介ページ
Wikipedia - ピクシーゲイル
<1・3>
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
前回のおおみそかの日記で書いたとおり、今年も週2回の更新を続けます。かなり大変ですが、頑張りますよ。そして、今年に入ってやりたい大掛かりな更新作業、企画もいくつかあります。
まず、個々の雑誌連載作品のページ(「少年ガンガンの作品」「ガンガンWINGの作品」等)を充実させること。少年ガンガンについては、ようやくそれなりに記事の数が揃ってきましたが、それ以外では連載作品の記事がまるで揃っていない。WINGとGファンタジーが特にひどく、連載作品の半分も満たしていません。まずこれをなんとかする必要がありそうです。
そして、長い間未開通である「The Fine Work」「The Memorials」のコンテンツをなんとかしないといけない。ひとつの作品を集中的に扱うのは、記事の内容を考えるのが大変で、今まで中々手をつけていませんでした。これをなんとかします。そして、もうひとつ企画している新しいページとして、「連載・読み切り作品のデータベース(掲載履歴)」を作りたいところです。ガンガンサーチさんに部分的にありますが、最近は更新も止まっていることですし、スクエニ系総合サイトを自認しているここでやりたいのです。今まで、雑誌のバックナンバーを取っていなかったために、それが出来ないと思っていたのですが、実は「ぱふ」という雑誌で年1回やる「まんが家作品リスト」を持っていることが判明。これは、1年間に発売されたほとんどの雑誌の掲載履歴が載っているリストで、スクエニ系の掲載履歴をすべて確認することも可能でした。ただ、スクエニ系の記述のみを抜き出してまとめるのにすごい時間がかかりそうなので、これは相当大きな仕事になりそうです。しかし、出来れば4月くらいまでには実現したいところです。
あとは、リンク集の整理でしょうか。この1年でつながらなくなったリンク、ふさわしくなくなったリンクが多数あり、新しいリンクを加える必要もあります。そして、もう通常のリンクの管理があまりに大変なので、いっそサイト名だけの簡易リンクのみにしようかとも考えています。新しいリンクのみ、一時的に説明を加える形にしようかと思います。
それでは、今年も前年以上にやっていきたいと思います。重ね重ね今年もよろしくお願いします。
今回は記事の内容に加えるべき画像がなかったんですが、とりあえず新年ということで、ガンガンWING付録のカレンダーの画像で。2003年以来、このWINGの付録カレンダーをずっと使っていたりします。カレンダーの画像を見ても、この1年でWINGの連載ラインナップは大きく変わってしまったな・・・と思ってしまいました。
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