<今、エニックスで萌えを追求するならWINGしかない・作品別紹介編。>
2003・6・5前ページにおいて今のガンガンWINGの萌えマンガ率の高さについて説明したわけですが(笑)、引き続きこのページではそれら萌えマンガを作品別に紹介していきたいと思います。作品別の萌えのタイプ、萌えポイント、そして肝心の内容についても考察していきましょう。
<まほらば> まずはガンガンWINGの中でも最大人気を誇り、そしてエニックス系では「ぱにぽに」(Gファンタジー)と並んで美少女系マニアに圧倒的な人気を誇る「まほらば」を紹介しなければなりません。
私自身はギャルゲーマー・エロゲーマー等の美少女マニアの萌えポイントがよく分からないんですが(知識としてはどういうキャラクターが萌えるのかは知っているが、感覚的にはよく分からない)、このマンガが彼ら美少女系マニアに受けているのを見ると、このような絵と内容が一番彼らにとっては萌えるのだということは分かります。
まず、内容的にはまったりとした日常を描写した話が中心。本格的ストーリーの要素が薄い分、キャラクターの萌えに専念できます(笑)。さらに言えば、このような日常シーンを描く要素はギャルゲーのシナリオの傾向にも一致しており、美少女マニアにとっては受けがいいものだと思われます(笑)。
キャラクターの性格的にも、いかにも萌えユーザーに受けそうな(?)どこか抜けたような美少女が登場し、この点でも萌えポイントが高い。いや、実はこのマンガにはいろいろなタイプの女の子が出てくるんですが、その中でも受けやすい(人気が出る)キャラクターの傾向は決まってるんですよね。このあたりいかにも萌えのツボをとらえているなあ、と(笑)。
さらに言えば、設定がなんともいい。男の子がたくさんの女の子に囲まれる、というシチュエーションは過去の萌えマンガにもいくらでもあったんですが、このマンガはそれら過去の作品のいいところをうまく取り入れつつ、それらのマンガほどにはどぎついエロやお色気の表現が薄いということで、萌え系のシチュエーションでありながら割と親しみやすい雰囲気を作り出している。これが幅広い読者を獲得した一因でしょう。
そして、その親しみやすい雰囲気をさらに推し進めているのが癒し系ともいえる絵柄。さらにこの絵柄がまさに美少女マニアの萌えツボをとらえており(笑)、すばらしいマニア系人気を得る最大の要因になったといっても過言ではないでしょう。もっとも、肝心の内容についてもこのマンガは面白いです。各話のエピソードの作り方が巧みで、随所に散りばめられた小ネタが実にうまく効いている。 エピソードの作りこみのうまさならガンガンの荒川弘氏(「鋼の錬金術師」)に匹敵しますね。そして普段はのんびりとした日常を描きつつも、時には本格的なドラマをも見せてくれる。このあたりのバランス感覚もいい。エニックス系のマンガ家でもかなりの実力者であることは間違いありません。
<dear(わたしの狼さん)> 「まほらば」の影に隠れて(エニックス読者以外では)知名度が低いですが、実はWINGの中でも屈指の面白さと萌えを持つ最大の人気マンガのひとつ。
ただ「まほらば」と違い、この作品は美少女マニアに対して萌えを狙ったマンガではなく、実際にかなり方向性が違います。内容的に少女マンガに近いものがあるのです。
最近では萌え系の美少女を女性の絵師が描くことは珍しいことでもなんでもなく、絵をぱっと見るだけでは作者の性別がさっぱりわからないんですが、このマンガに関しては内容的にいかにも女性が描きそうなストーリ−なので、一回読んだだけで女性の作品だということはすぐに分かります(まあ美形の男性キャラが多いことでも分かりますけど)。
しかし、だからといってこれが男性読者に読めないマンガかというとそんなことは決してなく、むしろ男女を問わず幅広い人気を獲得している。最近では少女マンガに萌えを求める男性読者も多いみたいだし(笑)、そういう人にもすすめられます。
さて、肝心の萌え要素についてですが、別に「まほらば」ほどたくさんの女の子が出てくるわけでもなく、オードドックスなラブコメ少女マンガに見えて、実は端々で激しく萌えを狙っている(笑)。散葉の着物でミニスカで黒のオーバーニーソックスなコスチュームって一体何者? 萌えの和洋折衷か?ただ、内容的には大変面白いです。個人的には「まほらば」よりもこのマンガのほうが上ですね。ライト感覚のコメディに見えて実は内容が非常に重い。対照的にギャグシーンがまたとても面白い。実は非常によいマンガで、もっと知られてほしいものです。ただでさえWINGはガンガン本誌に比べると決定的に知名度が落ちますからね。
<天正やおよろず> 今、深く静かに潜行中のWING最大の萌えマンガのひとつ(笑)。これはとんでもなく萌えます。
まず絵がめちゃくちゃかわいい。なんていうかエニックス系萌えマンガの絵柄を凝縮したような絵です。まさにほのぼの癒し系。メインキャラだけでなく、脇役の女の子までみんなかわいい。
そして内容がまたなんともいえない。日常を描いたほのぼの癒し系ストーリーで、しかも露骨に萌えを狙っているようなネタが散見される。セーラー服やメイドのコスプレとか、しまいにはハムスタープレイとか普通のマンガではまずありえない(笑)。いったいどこからこのような萌えネタを引っ張ってくるんでしょうか? 作者の実姉が描くマンガ(SOBS)はここまで萌えというわけでもないのに、なぜ妹さんのほうはここまで萌えをマスターしてしまったのか(笑)。さすがKanonのアンソロジーでデビューしただけのことはある?内容的にはまさにほのぼの癒し系和風コメディです。安心して読んでなごみましょう。最近ではストーリーも少しずつ動き始めたようで、その方でも期待したいです。
<天眷御伽草子> ここまで紹介してきたマンガの中では、最も本格的なストーリーを持つ作品です。実際、このマンガを「萌えマンガ」と言い切れるかは少々疑問でもあり、むしろ本格的なファンタジー作品として読める重厚な作品です。
しかしそのあたりはやはりガンガンWINGでして(笑)、ヒロインが眼鏡っ娘ツインテールな怪力のドジッ娘であったり、出てくる子供がやたらかわいかったりするところなど、萌え要素は十分ある。
ただ、絵柄は萌えの売れ線(萌え線)というわけではなく、むしろかなり外れています。この点でもWINGのほかのマンガに比べれば萌え要素は低い。「基本的には本格的なストーリーマンガで、端々にたまたま萌え要素を持つ部分がある」といったほうがいいかも知れません。むしろこのマンガは重厚な内容に見るべき点がありまして、よく出来たファンタジー設定とバトルシーン、それ以上に重い心理描写と、実はWINGの中でもかなりの本格派であります。いままでの冬季ねあさんのオリジナルの中では一番面白いかも。実は今WINGの中で個人的な評価は最も高かったりします。
<瀬戸の花嫁> 奇才・木村太彦の最新作は萌え要素十分の王道ラブコメ。
もともと木村さんは萌え系のマンガ家ではなく、むしろマンガマニアの評価の高い個性派のマンガ家です。しかし、その過激なギャグと個性的過ぎるキャラクターになぜかマニアックなファンが付き(笑)、独特の「木村太彦萌え」ともいえるキャラ萌え現象が起きていました。
そして今回は、その「木村太彦萌え」に加えて王道ラブコメのオーソドックスな美少女萌えが加わり、もはや無敵(笑)。まだ連載開始間もないながらも、いまやWINGでも最大の人気を誇る看板となっています。
このマンガは萌えマンガというよりはむしろラブコメ系の少年マンガと言えるもので、その点で一般の読者にも非常にとっつきやすいものとなっています。オタク向けのキャラ萌えマンガはダメでも、この手の少年マンガなら読めるという読者層の存在。これがここまで幅広い人気を得た最大の要因でしょう。ただ、このマンガのいいところは、やはり木村太彦独特の個性的で過激なギャグが面白いことです。普通のラブコメなら結局のところありきたりな作品にしかならないんですが、そこは木村太彦。やはりそのギャグは最高に面白い。しかも今回はラブコメということで今までのマニアックな木村作品よりも遥かにとっつきやすい。木村太彦ファンならずともおすすめです。
<機工魔術士-enchanter-> 最近のガンガン系ではかなり珍しい(?)お色気全開のラブコメマンガ。
このマンガも少年マンガ系のラブコメに近いですね。さらにこのマンガはお色気、エロの要素がかなり強いのが特徴です。そういう意味では「萌え」とはちょっとニュアンスが違うかも知れません。
そしてなにより絵がとてもうまい。そしてエロい(笑)。もともとアンソロジーの時代から絵がうまいなーとは思っていたんですが、連載を持ってさらに磨きがかかったような気がします。これはスケジュールに余裕がある月刊連載というのも利点ですね。週刊誌の同系のマンガより遥かに絵のレベルが高いと感じます。そして、絵だけではなく内容もとてもレベルが高い。とても新人の初連載とは思えません。絵・内容の完成度ではWINGの中でも(あるいはエニックスの中でも)トップクラスといえます。単なるラブコメではなく、独特の設定を持ったファンタジーとしてきっちり読めるだけの面白さがある。ここでも他社に見られる同系のお色気ラブコメとは明らかに違うな、と感じさせるものがあります。このようなレベルの高い作品がマイナーなWINGの連載で知名度が低いまま、というのはちょっと信じられません。
<がんばらなくっチャ!> ・・・こ、このマンガはヤバイです(笑)。一応はラブコメ系の少女マンガに近いのですが、その内容は尋常ではない。
「機工魔術士」が主に絵がエロいのに対して、このマンガはネタがエロい、というかヤバイ(笑)。かわいい系の絵柄とは正反対のどぎついネタがいっぱいです。「なに考えてんだ仲尾ひとみ!」と言いたくなるような強烈なネタの嵐。絵柄もかわいいながらも微妙にエロいし(笑)、萌え要素は非常に高いです。
このマンガは真面目なマンガファンにとってはふざけたネタだらけの駄作にしか見えないでしょう。しかし、これを壊れ系のギャグマンガとして見るならこれ以上素晴らしいマンガはない!(笑) わたしにとってもWING最大の萌えマンガのひとつです。
<ショショリカ> 食品処理特殊科。略してショショリカ。
ファンタジー世界で「食」の養成学校を舞台にした学園ラブコメ。とはいえ独特の設定が目を引く異色のイメージで、単なるラブコメのような感じはしません。
このマンガは絵も内容も東まゆみさんの血を受け継いでいます(笑)。絵が東さんにそっくりだし、内容もギャグのセンスとか似てるんだよねえ。作者の上杉さんは絶対東さんのアシスタントだと思うんですが、どうなんでしょうか?
で、絵も内容も東さんということで、このマンガが萌えないはずがない(笑)。これぞまさに東さんの正当なる後継作品です。東さんがあなたの知らない世界に去ってしまった以上、このマンガに希望を託すしかありません。内容的に見ても、単なるラブコメには終わらず、「食」(というか栄養学)をネタ元にした独自の設定とぶちきれたギャグが面白い、オリジナリティの高い意欲作です。WINGを底上げするいい連載だと思います。
このように、今のガンガンWINGは萌え要素がたくさん含まれる「萌えマンガ」を多数抱えるエニックス有数の萌え雑誌です。しかも、単なる美少女マニア向けのマンガだけでなく、様々なタイプの萌えマンガが楽しめます。
- 美少女系マニアに人気の「まほらば」
- 少女マンガの要素が強い「dear(わたしの狼さん)」「がんばらなくっチャ!」
- 少年マンガのラブコメの要素が強い「瀬戸の花嫁」「機工魔術士」
と、このように一口に「萌えマンガ」といっても様々な方向性があり、非常に奥が深い(笑)。面白いマンガである、という点では共通していますが。
そして、これらのマンガに加えてもうひとつ、忘れてはならないマンガがあります。そう、スパイラル・アライブです。
これこそエニックス最大の萌えマンガである「スパイラル」の外伝にして、これまた萌えの王道ともいえるラブコメマンガです。しかも「スパイラル」は美少女系マニア(ギャルゲーマニア)の人気も高い。今は作者の多忙により休載していますが、このマンガが復帰した時こそWINGは完全無欠の萌え雑誌として完成することでしょう(笑)。
補足説明
| 広告 | 通販 花 | 無料 チャットレディ ブログ blog | |