<今さら訊けないギャルゲーの常識・補足説明>
〜なぜこのような記事を書いたのか〜
2004・5・8さて、前ページにおいて、ギャルゲーの一般常識を徹底的に解説したわけですが、わたしがこのような記事を書いたのには理由があります。
まず、このような記事を、普段ギャルゲーをプレイしない人が見ても、「どうせギャルゲーなんかプレイすることはないし、自分には関係ない」と思われるでしょう。しかし、それは甘い。甘すぎるのです。
実は、今やこのようなギャルゲー的なストーリーは、ギャルゲー以外のマンガ・アニメ・ライトノベル等に大して大きな影響を与えており、「これはあきらかにギャルゲーに影響されてるな」と思える作品が急増しているのです。つまり、今の時代にマンガ・アニメ・ライトノベルとつき合うにはギャルゲーの知識は必要不可欠なのです。
ギャルゲーに影響を受けている作品とは具体的にどんなものか。このサイトはスクウェア・エニックス関連のページなので、まずはそのコミックの中から例を出して見ます。
まず、今のガンガンの連載で「私の救世主さま」というマンガがあります。このマンガは実はとんでもないマンガでして、ほぼすべてギャルゲーの法則に従って作られていると言っても過言ではないのです。実際、前ページで述べたギャルゲーの常識その1〜その7の、そのすべてがこのマンガにあてはまります(笑)。これはすごいことですが、本当の意味ですごいのは、このようなギャルゲーの影響を明らかに受けている作品が、(ギャルゲーとは関係ない)マンガ雑誌に平然と載っていることでしょう。
そしてこの場合、ギャルゲーの知識を知らない限り、「私の救世主さま」の本当の意味を知ることはできません。ギャルゲーの知識を持っているからこそ、「ああ、このマンガは明らかにギャルゲーの影響を受けているな」と理解できるわけです。そして、このようなマンガはマニア系雑誌を中心に、最近は一般の少年誌にまで登場し始めています。となると、普通のマンガ雑誌を読む上でも、とりあえずギャルゲーの知識を持たないと真に理解できないマンガが存在するというわけです。つまり、今のマンガとつき合う上で、ギャルゲーの知識は必要不可欠なのです。
次にライトノベルについて考えて見ます。ライトノベルもギャルゲーも「文章を読む」というスタイルの物語ですが、そのせいかギャルゲーの影響を直接的に受けた作品がかなり見られるようになりました。例えば、「天国に涙はいらない」という作品があります。これがまたとんでもない作品でして、出てくるキャラクターや設定がギャルゲーのオマージュとも言ってもいい作品になっております。ギャルゲーを知らない限り、この作品を理解することは全く不可能なほど偏った内容です。
もうひとつ「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品がありますが、これもすごい。ストーリーといいキャラクターといい設定といい文章といい、もうギャルゲー以外の何者でもない(笑)。そして問題なのは、このような偏った作品が、ほかの作品と同じ書棚で平然と売られていることでしょう。つまり、あなたが何気なく手に取ったライトノベルが、実はギャルゲーの影響を受けまくった作品だった、という事態が起こりえるわけです。そして、そのような作品を見極めるためにも、やはりギャルゲーの知識は必要不可欠。そう、今のライトノベルとつき合う上でも、ギャルゲーの知識は必要不可欠なのです。
最後に、アニメについてはどうか。こちらはもう、ギャルゲーの影響が直接的に出ています。実は、最近はギャルゲーを原作にしたアニメが一大ジャンルを形成しており、非常に多くのギャルゲー作品がアニメ化され続けています。マニアックなギャルゲー、しかもPCの18禁ゲーム・・・いわゆるエロゲーまでもが次々とアニメ化されるとは、恐ろしい世の中になったものですが(笑)、しかしこれらの作品はすでにアニメ界では一大ジャンルを形成しているのです。具体的には、かつての人気作品「To Heart」や「Kanon」に始まり、最近では人気のあるギャルゲーやエロゲーならなんでもTVアニメ化されるような状況です。「こみっくパーティー」「シスタープリンセス」「HAPPY LESSON」「月姫」「君が望む永遠」「ヤミと帽子と本の旅人」「ダ・カーポ」「ゆめりあ」「Wind −a breath of heart−」「月は東に日は西に」などなど。今や4〜5本程度のギャルゲー原作アニメが常に放映されている状態です。これにOVA化作品まで合わせたら、さらに多くの本数に膨れ上がります。
つまり、あなたがアニメ作品をチェックすれば、すぐにでもギャルゲー原作アニメに当たってしまう、といったような状況で、もはや新作アニメをチェックするだけでもギャルゲーの知識は絶対必要。今のアニメとつき合う上でも、ギャルゲーの知識はこれまた必要不可欠なのです。
このように、今のマンガやアニメ、ライトノベルにおいて、ギャルゲーの影響は非常に強くなっており、もはやギャルゲーに侵食されているといってもいい状況にまでなっています。このような状況において、ギャルゲーに影響された作品を峻別し、自分に合った作品を正しく選択していくために、ギャルゲーの知識は絶対に必要だといえるでしょう。もはやギャルゲーの知識なくしてマンガやアニメ、ライトノベルを観賞するのは不可能な状況になっているのです。
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